公開日:2016.8.8
最終更新日時:2017.1.30

【建築家インタビュー】「田舎なら当たり前にあるものに都会ではお金をかけて手に入れなければいけない。」


安芸高田市を訪れたときに案内してくださった方に紹介してもらって、安芸高田市に夫婦で移住してこられた建築家の福本 整さんとクリエイターの奥様、幸恵さんにお会いしてきました。

「田舎に憧れていた訳ではなくて、建築の仕事をしているうちに田舎に住むという選択になりました。」

もともとはホテルなどの大型ビルの設計をされていた福本さん。しかしどんどん機密性を高めて外と遮断してしまうようなつくりの建物に違和感を覚えるようになっていったそうです。
 

「最近の建物は風が全然入らないんですよ。ビルなんかは特に高層になるから窓が開いちゃうと危ないってことで開かないようになってるんです。

常に冷暖房を効かせて、空気の入れ換えは換気扇と空気清浄機に頼る。そのフィルターがどれだけ汚れているかは皆あまり気にならないみたいですね。

心地いい風やきれいな水、空気のような田舎なら当たり前にあるものに都会ではわざわざお金をかけて手に入れなければいけない。それって豊かとは言いがたいですよね。」


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「新幹線とかもそうだけど、どんどん早くするためにとにかく機密性を高めて、もうそれが人のためになってるのかどうかは関係なくなってきてるんです。」


 
まさに私が大阪に住んでいて感じていたことを気持ちいいぐらい言葉にしてくださいました。
実際に建物をつくる側の方からこういうお話が聞けるのはとても貴重でした。つくっていたからこその説得力、強い想いにうなずくばかり!

 
移住後、空き家を改装して建築研究室併設のカフェを開いておられます。
そのまま使えるところは使って雰囲気をいかしながら4年かけて進めたそうです。


風のカフェ
TEL:090-1355-3195
営業時間:11:00~15:00(土日のみ)

写真一部・営業情報は安芸高田市オフィシャルWEBサイト内『自由と、暮らす』 ~安芸高田市定住パンフレット~ より引用
※年齢はパンフレット作製当時のもの

 
奥様は「私はもっと便利な方がいいんですけど。田舎はやっぱり不便。図書館とか映画館とか、文化的なものが近くにないのが一番困るところですね。」とのこと。
そう言いながら紅茶を入れる姿がとても雰囲気が良くて素敵でした。

私も本や映画は好きなので、その部分はインターネットに助けてもらおうかな。

この日の夜は図書館で借りてきたDVDをホームシアターで鑑賞するそうです♪
 
豊かさについて改めて考えさせられるきっかけになるインタビューでした。
ありがとうございました!


まもる

まもる

1990年生まれ。一家だんらんの時間を最優先した暮らしを求めて夫婦で活動中。
2017年2月に会社を退職し、夫婦で広島へ移住しました。
 農業&空き家改修やってます。
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