公開日:2016.8.27
最終更新日時:2016.11.23

サラリーマンとして有意義に仕事できる会社の3つの条件


「まぁ雇われの身ですから…」

サラリーマンというものは、他人のビジネスに乗っかって労働する対価としてお金をもらう立場なので、何かと自分の意向とは違った行動を強いられるものです。

私も銀行員として4年ほど働いて「あぁ…
雇われの身ってこういうことなんだな。」
と身に染みてわかりました。
 
 

経営者の意向に従わないといけない

当たり前ですけどね。

会社は「うちはこういう理念でこういうサービスを提供しています」という方針をきちんと出しているわけですから、そこに希望して入社した人たちは当然その決められた方針に従って労働する義務を背負うことになります。

しかし、外から見る経営理念と実際に中に入って従事する業務内容には十中八九ギャップが存在します。

「お客さま本位」という経営理念を掲げながら、従業員には「お客さま本位」では到底達成できないようなノルマを与えているなんてことはサラリーマンとしては“当たり前”です。

従業員は顧客のことよりも自分が上司にどうみられるかを最優先して行動することになります。
 
 

顧客優先になりにくい評価システム

会社として、経営陣が「お客さま本位」について考えて、それに則した評価システムをつくり、現場の上司もそれにきちんと則った評価を部下に対して行うという環境をつくる必要があります。

そうすれば、部下は上司にどう思われるかに集中して仕事をするだけで結果的に「お客さま本位」に繋がるでしょう。

しかし、そのようなシステムが成り立っている会社が果たしてどれほどあるでしょうか。

「会社の利益が上がっている」=「お客さま本位が達成されている」

という間違った構図がどこかでつくられ、「売れればOK」という経営方針とは離れた体質になってしまっているところが非常に多いのではないでしょうか。

それが原因で従業員は「自分では使わないだろうな」というサービスでも、顧客のニーズとは違ったサービスでも、それが会社の利益となるならありとあらゆるテクニックを使ってでも売るし、上司もそれを評価してしまうのです。

その結果として生まれるのは

「サービスを何となく、いいと言われたから選ぶ消費者」

「休み明けに死んだ魚のような目をしたサラリーマン」です。

ほとんどがこんな状況のサラリーマン。

でもサラリーマン自体を否定しているわけではありません。社会はサラリーマンがいてこそ成り立っているのですから、非常に大切で、なくてはならない存在です。
だから、もっと誇りを持っているべきなんです。

自分の仕事に誇りを持って、「うちの会社はこんな素敵なサービスをつくっていて、俺はその中でこんな仕事をしてるんだぜ!!」と自慢するようなサラリーマンのいる社会になってほしい。

前置きが長くなりましたが、そんな社会になるために必要な3つの条件を上げてみました。
 
 

①全社員が一丸となっている

「本部は現場のことがわかってない」とか、「営業は文句ばかりで仕事が雑だ」とか、愚痴を言うばかりでその状況を改善しようという意識がない。

そんな社員がバラバラの会社はストレスの固まりです。お客さまのために、なんていう余裕がありません。

従業員ひとりひとりがより良いサービスをつくるために団結していれば愚痴や不満は会社の栄養となり、顧客満足に繋がるはずです。

いわゆる「風通しのよい」、「アットホーム」な会社ですね。いまや完全にブラックワードとして認知されてしまっていますが…。

この条件が当てはまりやすいのは大企業より中小企業でしょう。大きければ大きいほど細部に手が回らず歪みが生じやすいです。
 
 

②教育する制度が整っている

 
「やりながら覚えろ」
 
「なんでも聞かずに自分で見て学べ」
 
なんていう時代錯誤も甚だしい根性論がはびこっている会社
 
「教えてる余裕なんてない」
 
「お金をもらってるんだろ。学生じゃないんだぞ。」
 
という謎理論で教育する気がさらさらない会社

こういうところが、離職率の上昇や若者の貧困の原因になっているんじゃないでしょうか。

「自分のときは教えてくれる先輩なんていなかった」「必死に真似て覚えていったんだ」と自分が苦労してきたことを美談として下の代にもそれを押し付ける上司が多いのはよく聞く話です。

しかし時代は変わります。教育せずやりながら覚えるなど、非効率な方法のままではいずれ会社としてもたなくなってしまうでしょう。

たとえ教える制度があったとしても、上司に教える能力がなければ結局きちんと教育がなされず若い力が潰されてしまうことになってしまいます。

ですので、新人の教育に加えて上司のマネジメント能力を育てる制度がきちんとあることが重要です。

 
 

③プライベートの充実に協力的

仕事は人生を充実させるためにあるということを堂々と言える会社であること。

私生活を犠牲にしてまで仕事をがむしゃらにやる人が評価されるという時代を生きてきた世代が上司になっている今の時代では難しいかもしれません。

この条件を満たしやすいのは若い会社ですね。特に、仕事人間を良しとする社会に疑問を持つ人が中心となる会社であれば、プライベートの充実こそいい仕事を生むという考え方は受け入れられやすいでしょう。
 
 
 

「環境のせいにしてるだけだ」
と思われるかもしれませんが、大事でしょう。環境。

この条件にひとつも当てはまらない会社でサラリーマンをしている方は、これ以上自分の人生を会社に食い潰されないためにも今の環境から抜け出すべきなのかもしれません。


まもる

まもる

1990年生まれ。一家だんらんの時間を最優先した暮らしを求めて夫婦で活動中。
2017年2月に会社を退職し、夫婦で広島へ移住しました。
 農業&空き家改修やってます。
詳しいプロフィールはこちら