公開日:2016.9.3
最終更新日時:2016.12.10

「大手銀行による保険手数料開示」について現役銀行員が暴露するよ


当記事の内容は転載記事を除いて全て私の偏見・想像です。実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。

 
 
やっと来ましたね。

“大手銀行5社 年明けに保険手数料開示へ”

銀行が窓口で保険を販売するときの手数料、ほんとに高いです。

 
 

保険は営業にとってはおいしい商品

販売手数料=営業成績となる営業担当としては非常においしい商品。
これをいかに活用するかで月の営業ノルマを達成できるかが左右されるような状況でした。
 

特に外貨建て保険については、報道にもある通り10%近い手数料をお客さまに部分でいただいているようなものもあります。

中には、銀行から「手数料をしっかりとれる保険商品をつくってくれ」と保険会社に依頼してつくられたような保険商品もあります。

その結果、いかにしてその保険がいいものか、必要と思わせられるかという勉強会が連日行われ、商品ありきの営業が横行していました。

 

「こんなぼったくり商品自分じゃ絶対買わないな…」と思いながらも、その収益率の高さゆえにその商品を営業成績の軸とする担当者がほとんどです。

 
 

良心をいかに損なわずやるかという戦い

上司や先輩は
 
「最終的に良し悪しを判断するのはお客さん本人なんだから」
 
というのを逃げ道にして、「ダメ元でもまず外貨建て保険をぶつけてみて、それで食い付かなかったら他のに移ればいい。」というような顧客本位とは程遠いアドバイスを真顔で与えてきます。
 

そしてその商品を何件提案し、何件成約したかが毎日配信され、大口成約した担当者が褒め称えられるという異常な運営が行われていました。(これは今もかわらない。)

 
 

報道による現場への影響

一部銀行では既に営業成績に反映される収益を、保険も他の商品と同じ水準まで下げる動きをしています。
ですので今は以前のような外貨建て保険頼りの営業はできなくなりました。
 

その影響により営業担当者はかなり厳しい状況で、毎日死にそうな顔で出勤してきます。

 
 
高収益の外貨建て保険という武器を失った今、営業担当者が次に使うのは「証券会社紹介」という武器です。
一部銀行では、お客さんをグループの証券会社へ紹介して、そのお客さんが証券会社で商品を勝うと銀行側にもその収益が入るという運営を行っています。

そして、証券会社ではまだ手数料の開示が行われていません。

 

 
もうお分かりですね。

今、一部銀行は証券会社への紹介を死に物狂いで行っています。

 
この低金利時代で融資分野も儲からない状況なので、銀行はもう証券会社と同等の分野で稼ぐしかなくなってしまったのです。
 

このような状況に陥った今、銀行従業員は働きがいというものをすっかりなくしてしまっています。他に行くところもない、ただそれだけの理由で働き続けています。
いつになればこの不毛な営業活動をやり続けるのでしょうか…。
 
 
 
…あ~、すっきりした!!

 
 
この環境からやっと解放されます。退職という貌で。
 
異常な環境をきちんと異常だと主張して変えるという当たり前のことをできる世の中であってほしい。



一家だんらんにいいね!

最新記事がタイムラインに!

Twitterでも発信中