メガバンク銀行員ってこんなに恵まれてるんだぜ!辞めるけど!

2017.1.8


メガバンクに勤めて3年半。何を言ってもやっぱり日本を代表する一流企業ですから、他と比べて恵まれていると思います。これまで銀行員として受けてきた恩恵を挙げてみましょう。
 
 

高い給料

世間で言われている通り、メガバンクの給料は高いです。たぶん。

今や検索すればメガバンクの給料なんてサクッとわかっちゃうので言っちゃいますが、3年目の源泉徴収票で500万ちょいです。
今のペースだと4年目は600万あたりかな。という感じです。

560万ほどでした。見栄はりました。すみません。(2017/1/8追記)

やはり給料が高いのは大きい。サラリーマンたるもの給料いただいてなんぼ。
同じ時間働くなら多いほうがいいに決まってます。

うちは妻も全然お金を使わないので、貯金は同期に引かれるぐらいたっぷり貯まりました。
 
 

家賃補助が特にでかい

私は2年目で結婚したので、そこからは家賃補助なるものをもらっています。
 
その金額はずばり、家賃の半分。
今は大阪のど真ん中、家賃は11万で、かなり贅沢なところにすんでいるのですが、実費は半分の5万5,000円です。これをもらっちゃうともうその状況から抜けられないですよねー。

少ない負担で、もう嫌というほど都会を味わえたので経験としてはとてもよかったです。
 
 

金利面の優遇

これ、よくお客さんからも「あるんでしょ?」って言われるんですけど、実はありません。上乗せ金利の定期預金も、優遇金利の住宅ローンも基本的にはありません。

なんか一度だけキャンペーン的に低金利ローンの回覧が回ってましたが、ネット銀行の方が断然いいじゃん。ってほどのもんです。
昔はあったみたいですけど。バブルの時代とかでしょう。このご時世そんな景気のいい話うちの銀行にはありません。残念。
まぁあっても借りないけども。
 
 

タダでお金の授業が受けられる

それが仕事ですからね。運用、節税、保険など、おカネに関するあらゆるテーマで勉強会がバンバン行われます。

これはほんとに銀行員ならではですね。メガバンクなのでより優秀な人の話が聞けるってのもあるのかな?他を知らないので断定はできませんが。

今まで受けてきたお金の授業を実費でって考えると、えげつない金額になると思います。お金の話は今後一生ついてくる問題なので一生役に立つ。それをタダで受けられたのは大きかったですね。
 
 

それを何年も受けてきたはずの上司が全然豊かになっていない

結局ここなんです。それだけお金を専門的に学んで来た方々がなぜ金銭面で自由になっていないのか。

銀行の中で頑張って勉強したところで、優秀な銀行員になるだけでそれ以上のことはありません。それで十分な人はいいんでしょうけど。

そういう風に考えてしまうともう上司を尊敬することができません。
 
「なんで自分も他人も自由にしてあげられることのない(むしろ余計にお金に縛りつける)知識を何年も学んで教えて働き続けてるんだろう。」

と思ってしまうのです。
 
 

要するに、高い給料とその肩書だけ

だから、高い給料に魅力を感じなくなったら銀行員は終わり。

高い給料もらって銀行員らしく飲み会に行って、ゴルフをしてローンを組んで出費するよりも、やりたいことやって稼いで本当に好きなものだけにお金を使うことを大切にする暮らし方に魅力を感じるなら、いち早く辞めるべきだと思います。

そしてほとんどの人はそういう人だと思います。今どき好きなことして銀行員より稼いでいる人なんて山ほどいますしね。

あとは銀行員という、一部に羨ましがられる肩書きを捨てられるかどうか。肩書きを重視しなくなった世代の割合がこれからどんどん高くなっていくでしょうから、いよいよ銀行員という職業の魅力はなくなっていきますね。
 
 

恩恵を紹介するはずが結局銀行批判になってしまった。辞める人だから仕方ない。あとわずかの銀行員人生、恩恵たっぷり受けて頑張りまーす。