公開日:2016.10.26
最終更新日時:2016.10.26

【社会の】銀行員のありえない習慣【非常識】


銀行の常識は社会の非常識、なんてよく言われますが、実際に銀行で3年半勤めて感じた銀行員のありえない習慣についてまとめてみました。

 
 

鍵締めが当番制

別に普通じゃん。と思われるかもしれませんが、よく考えてみてください。その日の鍵締め当番は、仕事が早く終わろうが当番だからというだけの理由で最後まで会社に残るんですよ?意味がわからない。

そのせいで無駄にだらだら残業する人が少なくとも1人増えます。言い換えればこの制度はだらだら残業当番制度です。

 
 

勤務時間報告がデタラメ

残業時間が長くなると報告関係が面倒になるので、私のいる部署では実際の勤務時間よりもかなり短くつけている人がほとんどです。

朝7:50に着いていても報告は8:30

夜20:00まで残っても報告は19:00

この人たちは自分の時間を何だと思っているんだろう。

毎日1時間以上の時間を会社にタダで提供しているという感覚がないのでしょうか?

そんな価値観を持った人たちと1日の大半を一緒に過ごして何年も仕事をするなんて信じられません。

さらににひどいのは、表向きには「当社は正確な勤務報告を徹底している」というスタンスでいるということです。

一年に一度、監査という内部調査が入り、勤務報告時間のチェックも行われています。

そこで、メールの送信時間やファイルの保存時間が報告の時間外ではでないかがチェックされるのです。もちろん監査があるのは毎年のことなので、そのあたりの自己確認はそれぞれの部署で行っているのですが、まぁ漏れがあるわけです。

そういう事態が監査で発覚したらどうなるか。

「なぜ報告では18:30退社になっているのにメールを19:50に送信してるんだ。以後気をつけるように。」

これで終わり。

虚偽報告を駆逐するどころか、「今度はちゃんと隠すように。」的な指導をする始末。これで一流企業とはよく言ったもんだ。

 
 

顧客のニーズよりも新商品販売実績が最優先

3ヶ月に1回ぐらいのペースで投資信託や保険の新商品が取り扱いになります。その度に担当者には販売目標が与えられ、しばらくはその新商品の販売を再優先にせざるを得ない状況に追い込まれるのです。

こうなれば顧客のニーズは二の次で、商品ありきで営業に周ってひたすら売り続けるということになります。

ニーズ→商品→利益という商売の基本が全く守られていないのが実情です。

 
 

事務が面倒な手続きは避ける

お客さんが、「これ売って買いたいんだけど…」などと言ってきても、その手続が時間がかかるだけで利益にならなければ、

「それは持ったままのほうがいいですよ!」とか「それは今あまり良くないですね…」などと適当に理由をつけて、どうにかその手続きをさせないように仕向けます。

最終的にお客さんが納得して、クレームにならなければそれでオッケー。

私がここで本当に改善しなければいけないと思うのは、面倒な手続きを避ける担当者の意識ではなくて、煩雑すぎる事務手続きです。ミスを誘発することにも繋がるし、お客さんの待ち時間も増える。

そんな複雑にしないといけない商品は取り扱わない、つくらない。これが一番です。

 
 

あらゆる書類の形骸化

銀行という組織は、あらゆるリスクから身を守るために様々な書類を作成します。「なんとかチェックシート」「なんとか説明書・確認書」なるものが大量に存在します。

それがかなり面倒なのです。ここまでやるか、というような内容までチェックします。

チェックすること自体は何も悪くないのですが、それがほとんど機能していないのです。
実態は、そのチェックシートや説明書や確認書を経て申し込めるかどうかが決まるものなのに、先に申し込むことを決めてからパパッと書類を完成させています。
チェックしたという書類を残すことがゴール。

 
 

出世したいなら顧客の言うことよりも上司の言うことを優先しろ

実際に研修で講師から言われた言葉です。これが真理らしい。クソくらえ。

優越的地位の濫用

銀行は一般的に、融資している取引先に対して優越的地位にいると言えます。簡単な言葉で言うと、取引先に「金貸してやってるんだからいうこと聞けよな。」と言える立場にあるということです。

銀行における優越的地位の濫用の代表例は、融資先に対する投資商品の販売です。「金貸してやるから…」「金利下げてやるから…」「投資商品買ってよね!」という具合に、圧力とまでは言えなくても実質的にプレッシャーをかけて営業を行うなどですね。これ、実際は横行しております。

外に向けてはもちろん「優越的地位の濫用がないよう、融資担当と運用担当の分離や勉強会の実施等を徹底しております。」という姿勢を貫いているのですが、実際はなんと、融資担当者から営業担当者へどれだけトスアップ(お客さんの紹介)したかというノルマが課せられているのです。

融資担当者がお客さんにお金を貸す、または既に借りている人の金利を引き下げる

融資担当「金利もかなり頑張らせていただきました!」

「ありがとうございます。」

融資担当「ところで、運用の担当者もぜひお会いしたいと申しているのですがよろしいですか?」

断われない

運用担当「お取引ありがとうございます(*^^*)ところで、運用のほうはいかがでしょうか…?」

断われない

こういうやり取りが日常的に行われています。担当者が違うからといって、「ところで」と切り替えたからといって、お客さんには確実に一連の流れとして捉えられているはずです。

 
 
 
改めて見ると、これらに共通するのは、銀行の体裁を保つことだけを考えているということですね。この世界に浸かってしまえばもう他の世界では生きていけない人間になっていくでしょう。それでいいのであれば恵まれた環境かもしれませんね。悪い意味での非常識が常識として蔓延しているという世界を見てみたいならぜひ銀行へ。


まもる

まもる

1990年生まれ。一家だんらんの時間を最優先した暮らしを求めて夫婦で活動中。
2017年2月に会社を退職し、夫婦で広島へ移住しました。
 農業&空き家改修やってます。
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