公開日:2016.11.14
最終更新日時:2017.1.16

移住者目線で地域活性化の方法を真剣に考えてみた【2017.1.16追記】

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実際に地方へ移住する立場の人間として、田舎の何が魅力でどこが不足しているのか、どうすれば自分のように移住する人が増えるのかを改めて考えてみました。
 
 

誘致するターゲット層(想定)

20代夫婦。子どもなし。都会で共働きしているが、今の会社中心のような暮らし方に疑問を感じつつある。

自然が好きで、田舎は嫌いではないが、とんでもなく不便だったり汚かったりするのは嫌。

貯金はふたりで200万〜500万ぐらい。
 
 

移住に対して感じている魅力

・空気がきれい

・のんびりしている

・周りの人が温かい

・生活費が安い

・あくせく働かなくていい

・自分で畑ができる
 
 

移住に対して感じている不安

・そもそもどの地域が移住に向いてるのかわからない

・頼れる人、友だちがいない

・十分な収入が得られる仕事がない

・家の探し方がわからない

・配偶者を説得できる自信がない

・親を説得できる自信がない

・周りに変な目で見られるかもしれない

・地元の人に疎外されるかもしれない
 
 

ホームページの重要性

田舎の魅力をアピールするには、その場所の景色、アクセス、施設がどういう状況なのかをはっきり宣伝する必要があります。

やはり今の時代、20代の若者の関心を得ようと思うのであれば必ずネット上での宣伝は不可欠です。

その地域のホームページがあるかどうか、見た目のセンス、更新頻度を見るだけで数分のうちに候補地としてふさわしいかどうかを判断してしまいます。

そのページの文章や写真を見ながら自分の住む姿を想像し、問い合わせも当然そのホームページから行うでしょうから、その地域の“顔”になるというぐらいの意識を持つべきです。
 
 

観光地としてのページではなく、移住検討者向けのホームページを

移住先を検討している人にとっては、正直な話、その地域の歴史や観光名所、特産品などにはあまり興味がありません。

それよりも、住まいや仕事の情報、景色、気候、災害の有無、スーパーの場所、移住者への優遇制度、そして地元の人々の人柄に関心があります。

そこまで紹介しているホームページをつくっている地域はなかなかありません。
 
 

ホームページから全ての不安が解消できるようにする

特に重要なのが「住まい」「仕事」です。

地域のホームページからスムーズに閲覧できる仕組みになっていること。これがないだけで、「やっぱりそう簡単に家と仕事は無いんだな」と思われてしまう可能性があります。

初めて訪れた人にホームページの内容だけでどれだけ移住後の生活をイメージしてもらえるかが大切です。
 
 

「地域おこし協力隊」による積極的な窓口対応

ホームページがいくら充実していても、やはりその地域にはどんな人がいるのか、どんな活動をしていてどのぐらい移住を歓迎してくれるのか、という不安は実際に人に会うまでは解消できません。

ホームページから、しっかりと動いている地元の人が見えることで安心感が高まります。

例えば、TwitterやFacebookの更新、実際の移住者へのインタビュー記事などです。

特に活用すべきだと思うのは地域おこし協力隊です。

地域おこし協力隊とはその名の通り、地域おこしのために活動するために市に採用されたメンバーのことで、移住者にはとてもありがたい存在。

理想は、地域おこし協力隊の方を窓口として、家・仕事・仲間を一気に増やしてもらえるという仕組みができていること。

「ここの地域おこし協力隊に頼めば移住の不安が全て解消される!」と思ってもらえるように、協力隊の方々には常に活動をアピールしてほしいです。

 
 

地域の企業がやるべきこと

ホームページと窓口がしっかりしていても、最終的には仕事があるのかどうかが決め手になります。

最近でこそ、パソコンがあれば一人で稼げるような人も増えてきていますが、やはりどんな人でも移住できる場所にしていくには雇用が必要です。
 
 

「人手が足りない」ということを発信する

いくら雇用を生み出していたとしても、それが知られなくては無いものと同じです。

「移住してきた人にはこういう仕事をこんな待遇でやってほしい!」という情報をホームページに載せて移住検討者の目に付くようにする、地域おこし協力隊に宣伝してもらう、といった発信する工夫が必要です。
 
 

まとめ

ポイントを整理すると

・移住者向けのホームページ

・地域おこし協力隊による窓口

・市町村・地域おこし協力隊・企業・地元住民の情報連携、積極的な発信

です。

ホームページの写真や生活に関する情報で移住後の暮らしをイメージし、家や仕事を探す。

そして一度行ってみたいなと思った人が地域おこし協力隊に連絡をする。

協力隊がおもてなしして、地域で集めた住まいや仕事の情報、地域の人々を紹介し、打ち解けてもらう。

このような流れができていれば移住を増やすことはそれほど難しいことではないと思います。

周りを説得できるか、という部分についても、どういう所で何をしようとしているのかをわかりやすく説明できれば解決するはずです。

 
 

私たちにできること

やはり、「実際に縁もゆかりもないところへ移住した若者」という立場としての情報発信が1番だと思います。

もともとどういう暮らしをしていて、移住したことによって何が変わったのか。
それを移住を検討している人と同じ目線で発信して、「ここに仲間がいるよ!」ということを知ってもらうことが大切。

そして何より、幸せそうなこと。
「こんなに俺たちはハッピーなんだぜ!」と堂々と言える暮らしをします。

 
 

都会にうんざりする人が増えている今、これから田舎はどんどん魅力を増していきます。この財産を生かす地域がもっと増えることを期待しています。

まもる
1990年生まれ。「家族のためなら仕事だって住む場所だって変えてやる!」という理念のもと夫婦で活動中。2017年2月に会社を退職し、夫婦で広島へ移住予定。 
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