「地価の高さ」から逃れるだけで人生はぐっと楽になる

2017.10.16


日本で一番地価の高いところと言えば、みなさんご存知、銀座のある東京都中央区です。

1メートル×1メートルでなんと540万円です。ただの土地ですよ。地面ですよ。

ちなみに一番安いのは、北海道川上郡下川町という、川上なのか川下なのかよくわからないところで2,400円。

銀座の2,250分の1です。

これだけ違っても、両方同じ1メートル×1メートルのただの土地です。

銀座に立っている人は北海道に立っている人より2,000倍かっこいい?おしゃれ?裕福?

参考:全国の地価ランキング【スマイティ】

 
 

自分の住んでいるところの土地の値段を知ってる?

たとえ家を買っていなくても、暮らしているだけで当然その土地の値段に応じた費用を背負っています。

直接的なもので言えば家賃や駐車場。

大阪市では車一台停めるだけで月々20,000円かかります。

間接的なものは食材。
やはり、土地の値段もどこかに乗せないと商売が成り立ちません。外食なんか顕著ですね。
都会のコーヒー1杯で田舎では昼ごはんがお腹いっぱい食べられます。

まず自分がそのただの土地にどれだけ費やしているのかという意識を持ってみましょう。
 
 

一番影響の大きい「家」

土地と言えば家。人生で一番大きな買い物です。

新築のマイホームとなると、イメージするのは3,000万円。やはり会社が近く、利便性の良い所となるとそのぐらいはしてしまいます。

東京では平気で4,000万を超えるでしょう。3,000万円では、隣の家と触れ合うような、非常に窮屈でオリジナリティのない家しか建てられません。

一方で、地価の安い、それこそ北海道の田舎のほうの土地であれば、3,000万円だせば広大な土地とお屋敷のような家を建てることができます。
必要かどうかは抜きにして。

平均的な家にかかる諸々の費用を全て合わせると、生涯の収入の約3分の1を占めるとも言われています。

つまり、人生は土地の値段によって大きく左右されるのです。
 
 

本当にその土地にその価値はあるのか

今読んでいる本にこんなことが書いてありました。

土地というのは人間の必需品であって食物と変わらないはずなのに、日本だけが土地を庶民の手の届かないところへ、押し上げてしまったままである。国民は同じ土地を買うのに、アメリカ人の二十倍も働かなけりゃならないなんてのは悲惨の一言に尽きる。

これは、日本の政治と行政の失敗である。

これが何を意味するかというと、土地の値段は単純にその場所の価値を表しているわけではない、ということです。

どれだけ汚染されている土地でも、偉い人が高くしようと決めた土地は高いし、栄養満点の土壌ときれいな空気がある土地でも、偉い人の興味が向かない土地の値段は安いのです。
 
 

本当に価値のある土地に住む

「仕事場がここだから」

必ずみんなそう言うでしょう。

でも、その仕事で得られる収入はその土地の値段に見合うものですか?

収入が下がっても、土地の値段が適正でむしろ余裕を持って暮らせるような場所はありませんか?

仕事→住む場所

よりも

住む場所→仕事

の方 が自然じゃないですか?


お金