よそ者を受け入れない「どうしようもない田舎」を知った…
奈良のある田舎に住む友人に聞いた、「リアルな田舎」の話…
田舎には
豊かな土地がある!
人ごみがない!
空気がきれい!
ものが安い!
そんなプラス面ばかり見ている私ですが、この話を聞いて、田舎のマイナス面、知っておかなくてはいけない田舎を知りました。
土地を手放せない
「田舎での良さを知るためには一度都会に出るべき」
「田舎、都会に関わらず、住みたいところを選んで住むべき」
と主張してきましたが、マジな田舎はそうはいかないらしい…
なんと、村の規則で土地が売れないらしいです。
長男が土地を引き継がないといけない。
もっと言うと、売ってはいなくても、その土地をきちんと管理せずに荒れてきたりすると、すぐさま村のお偉いさんからお怒りをくらう。下手をすると村八分。
よその人を呼べない
田舎を活性化させるには移住者を呼び寄せればいい!
と考えがちですが、基本的には「よそ者」の受け入れはアウト。
これも何の理由もなしに拒んでいるわけではなくて、昔に一度外部の人を受け入れようとたことがあったそう。
しかし、その時にやってきたのが、その土地を悪い意味で利用しようとしていた人たち。
人の目が届きにくいのをいいことに、
山へ不法投棄したり、
反社会的な組織の拠点にしたり…
そんなことがあったため、それ以来一切よそ者を受け入れなくなってしまったとのこと…。
好きな人と結婚できない
ということで、実質「よそ者」を受け入れることになる結婚には非常に厳しい。
その人が信用できる地域に住んでいるのか
なんの仕事をしているのか
地域の発展のために貢献する気はあるか
などが、村のお偉いさんに認められてやっと結婚できるのです。
行事がやたら多い
詳しいことはわかりませんが、季節的な行事はもちろん、見回り的な仕事もしょっちゅう。
これらはどれも地域の発展のため。
今日のまとめ的な
地域を守るためにしていることが、逆に衰退の原因になってしまうという状態。
もちろん別の地域から人を迎え入れるのはリスクを伴うかもしれません。しかし、地域の発展のためにはやはりある程度のリスクを背負うことも必要なのではないでしょうか。
村のお偉いさんが、それを完全にストップしてしまっているならどうしようもないですが…
その田舎の呪縛から逃れる選択肢としては
完全ストップ派のお偉いさんが世代交代するのを待つ
その地域から縁を切って好きな場所に住んで好きな人と暮らす
ぐらいでしょうか。しかし親や兄弟も巻き込んでやらないといけないです。
思ってたよりも田舎の闇は深い。というお話でした。
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