簡単!費用いらず!半永久的!自然の力を利用した「緩速ろ過」装置を自作したい

2017.4.17


暮らしについて追求していくと、必然的にぶつかるのが「水」の問題。

水ビジネスと呼ばれるものが急速に増え、何が本当で何がウソなのかわからなくなってしまいました。

水質についてこんなに悩んでいるのは人間だけですね。
 
 

そもそも、水道水ってダメなの?

私たちにとって一番の水の供給源はもちろん、水道から出てくる水です。

最近は水道水を飲むことを避けて、サーバーを設置したり、ペットボトルで買ってきたりしてミネラルウォーター等を飲んでいる人も多いようですが、家全体で使われる水の中で一番多いのはやはり水道水でしょう。

しかし、「水道水」と検索すると、悪い情報ばかりが出てくるような状況。

塩素が体に悪いだの、実は発ガン性物質が含まれているだの言われる一方で、一生飲み続けても影響のない量しか含まれていないので大丈夫という主張も聞こえてきます。

正直、本当のことなんてわかりっこない。

もしガンになったとしてもそれが本当に水道水の影響なのか、それとも他の食生活や運動不足の影響なのか、はたまた健康を意識しすぎたことによるストレスのせいなのかなんて誰にもわかりません。

 
 

浄水器ってどうなの?

「水道水は悪」という評判が広まると同時に、水はビジネスの道具となって、いろんなサービスが提供されるようになりました。

先述したレンタルサーバーや、水道の蛇口に設置する浄水器など。交換カートリッジを販売したり、交換不要な代わりに高価だったりと、種類は様々。

簡単で安価なものでも十分なのか、業者に設置してもらうような少し大掛かりなものの方が良いのか、これもやはりわからないというのが正直なところ。

ミネラルウォーターや浄水器すべてを含めて言えるのは、確かに安全性は高まるかもしれませんが、それなりにお金がかかるということです。

その割には、完全に信用することはできず、あれがいいこれが悪いという評判にすぐ揺らいでしまいます。
 
 

最終的には、「信用して気にしない」か「自分でやる」か

この二択です。

今までは、信用して気にしない派として、水には特にこだわっていなかったのですが、「人の60%は水分」という話を聞いて

「ってことは自分の60%は水道局と浄水器メーカーにゆだねられているということか!」

などと極端なことを考えまして、当タイトルに至ったわけであります。
 
 

「急速ろ過」と「緩速ろ過」

いろいろ調べた結果、ろ過にはこの二種類があるようです。
 
 

急速ろ過とは?

こちらが最も代表的な浄水方法です。

簡単に説明すると、はじめに薬品を入れて不純物をある程度のかたまりにして、不純物を沈殿させてから、ろ過層を通して水をきれいにする方法です。

日本の浄水場ではこの方式が採用されています。

この方法の最大のメリットは、少ない敷地で多量の水を短時間で効率的に浄水処理を行うことができるということです。

しかし、薬品を大量に使用するため、それらの影響が水道水に残りやすいというデメリットがあります。

日本では当然、毎秒大量の水が使用されるため、この浄水方式に頼らざるをえません。
 
 

緩速ろ過とは?

Wikipediaでその特徴がわかりやすく説明されていたので転載します。

・急速濾過と比べると広い設置面積が必要とされるが、薬品処理などの付属設備は不必要。

・水質浄化のために生物の浄化能力を使う。

・化学薬品や電気を必要としない。

・濁度が小さい水に対して有効である。水温が高い夏や、濁度が高い場合は、濾過材の目詰まりが起こりやすくなるため、前処理をすることが好ましい。

・急速濾過では必要とされる水を即時に供給するが、緩速濾過では水の供給速度が遅いため、通常は貯留タンクに水を貯えて水需要のピークに備える。濾過材の中の生物処理のために、このように低流速を保つことが必要とされる。

(一部編集)

 
 

つまり、ゆっくりでそれなりの土地も必要だけど、環境にも体にも経済的にもやさしいよ、というろ過方式なのです。

 
 

緩速ろ過は田舎にうってつけ!

そう、土地が安くて、ゆっくりでいい田舎にぴったりのろ過方式なんですよ!

これは導入したい…!
 
 

自作は可能なのか

これをつくるのに莫大な費用がかかってしまっては元も子もありません。

ということで、調べてみました。
 

すると、それほど難しくないようなのです!

こちらの本で詳しく解説されているようなので早速購入。読んでまたレビューしたいと思います。

本題がかなり短くなってしまいましたが、以上!

ではまた。