ミミズに働いてもらう有機無農薬栽培

2017.4.17


私は農業に関して全くの素人です。

畑すら持っていません。

ですので、ここに書くことは書籍で調べて腑に落ちたことをまとめた内容ですのであしからず…

移住後にすぐ畑に手がつけられるようにしておくための予習です。

ミミズを棲みつかせる

「ミミズ天国をつくる」というのが有機農法の基本らしい。

畑の土づくりには、ミミズが極めて重要な働きをしてくれます。

それは、分解耕し

これを私が休んでいる間もせっせとしてくれます。

というか、ミミズが生きること自体が作物にとって良い土をつくることに繋がるのです。

土の中を動く⇨土が耕される

餌を食べる⇨有機物が分解され作物の栄養に

糞をする⇨土が団粒構造になり水はけ改善

尿を出す⇨作物の栄養に

死亡する⇨作物の栄養に

なんて素晴らしい生き物なんでしょう!

畑のために生まれたような存在じゃないですか。

でもそれって考えてみれば当たり前の話。

ミミズは餌がないと生きていけません。

その餌とはずばり、そこで育つ作物。

作物がたくさん実って、それが土に落ちてくれればまたそれを餌としてミミズは生きていけるのです。

そういう食物連鎖のことを考えることが有機農法では重要なようです。
 
 

ミミズはモグラに食べられてしまう!

ミミズ天国にするのはそう簡単ではないらしい。

たとえ大量のミミズを畑に放っても、じきにミミズを餌とするモグラがやってきて、畑に穴を開けながらミミズを片っ端から食べてしまうのです。

モグラ忌避を目的として、電池で動く振動棒を土の中に埋めておくという方法もあるようなのですが、そんな不自然な畑にはしたくない。

さらに、ミミズが好物なのはモグラだけではありません。

イノシシもミミズを求めて畑にやってくるとのこと。それも防ごうとすれば、丈夫な柵を畑の周りに隙間なく設置しなきといけません。

んー、やはりそれもしたくない。

ではどうすればいいのか。
 
 

常に食物連鎖を意識する

自然界の中で、餌となる生物が絶滅するということはありえません。

なぜなら、上の例でいけば、ミミズが絶滅してしまっては今度はモグラやイノシシが生きていけなくなってしまうからです。

餌となる動物と、その天敵が共存して平衡状態を保たれるのが自然です。

そういうことを考えると、その自然界の平衡状態に至るまではじっと我慢するべきなのではないか、と思うのです。

趣味の範囲だからこそできることですが…。
 
 

虫害・病気への対処について

これも、やはり食物連鎖と自然界の平衡状態という土台の上で考えるべきです。

虫がつく、病気になるということは、その作物は元気がなくて不健康である証拠です。

つまり、土がまだしっかりできていないか、その個体がその畑の環境に耐えうる強さがなかったということ。

そういう作物は素直に虫や病原菌に食べてもらって、よりよい自然な環境を目指して土づくりや育てる作物を考え直すべきだと思います。

そういう作物までも農薬を使って無理やり大きくしているのが、現代の農業です。
 
 

目指すは、自然農法

例えば、山に生えているタケノコ。

誰かが種を撒いたわけではないし、水も肥料もあげていない。

なのに、毎年ドンドン生えてくるのです。

これぞ完全な平衡状態。

環境さえ整えば、自然とその場所はその作物が生える場所になってくれるはず。

もちろんそんな簡単ではないと思いますが、そういうところを目指せばきっと無理のない栽培ができるはず。

 
さぁ、この素人の夢物語を自然界に打ちのめしてもらいにいざ、広島へ…