森を守る仕事、林業の現状について調べてみたよ。衰退産業?稼げない仕事?

2017.4.17


農業に携わると、林業が気になってくる。

働く場所が畑か山かってだけで、同じ植物を扱う仕事だしね!

空き家改修でたくさん木材にはお世話になるだろうし、少しぐらいは知っておこうということで、林業について調べてみましたよ。

こちらを参考にしました!

森林・林業学習館

 

日本の木が、余っている!

生活で使うエネルギーを木材から得ていた時代が終わって、

「これからは、木材を建築に使う時代だぜ!」

ってことになって、建築に向いていて経済価値が高いスギやヒノキがどんどん植えられるようになりました。
 
 

木材の輸入自由化へ!

これによって海外の木材がバンバン輸入され始め、日本の木材自給率は9割から2割に減少してしまいました。

そして

「で、この植えた木どうする?」状態に。

もう十分立派に育っているのに、みんな海外の木材ばかり使うので、その木は放置。

すると山はどんどん荒れていく…
 
ってのが今の日本の山の状態らしいです。
 
 

山が荒れると何がいけないの?

人間の手が入らないほうが、環境にとっては良さそうですよね。

それがそうでもないみたい。

簡単に説明すると、
 
山を手入れせず放置する

木がどんどん茂って地面まで光が届かなくなる

地面で植物が育たなくなる

土がむき出しになる

雨で土砂崩れが起きやすくなる

土の栄養が乏しくなる

木(山)が弱っていく
 
ってことらしいです。なるほど。

まぁ、「もっと長ーい目で見れば人の手を入れない方が環境的にはいい」という見解もあるでしょうが。

とりあえず、人間にとっての環境には良くないみたい。
 
 

山を守る仕事、でも採算がとれない仕事、林業

そんな、山を守る重要な役割を果たしている林業なのですが、もう全然採算がとれないらしいのです。

農業ならぬ「林家」の年間利益は10万円ほどしかないとも。

メインでやっていないにしても、さすがに儲からなさすぎ…。

そりゃあ担い手もいなくなります。
 
 

注目される、稼げる林業

林業は、農業でいうJAのような中心組織がほぼ全てを管理しているので、稼げるやり方や新規参入のハードルがかなり高いらしいです。

そんな中、注目されているのが

「自分で全てやる、小規模で小回りの効く稼げる林業」

販売先を自分で開拓したり

体験ツアーを組んだり

独自の商品を制作したりして、

今の林業に真似できない独自性を武器にして稼ぐという新しいやり方が、若い世代の新規就事者を増やしているらしいです。
 
 

まとめ的な

なんとなく、木材の良さが再認識されつつあるような気がしています。

今後はいろんなものと掛け合わせた林業が面白くなりそう。

いつか林業にも手を出してみたいなぁ。