地下水を求めて庭を掘る!~ひげじいを信じて~

2017.5.5


「ここはパイプを打ち込んで地下水を引いとったんじゃ。


今はその口にフタして埋めとるから、ここを掘れば使える。」

実質の管理人だった、ひげじいのこの言葉を信じて

空き家改築そっちのけで私

穴を彫っております。

 
 

パイプが埋まっているとされる場所

家の南西側の、ここ。

ちなみにこの部分は減築したので、今はこの通りきれいさっぱり。

もともとは、この変な形の石を土台にしてポンプが置いてあって、その横に出ているパイプと繋げて地下水を引いていたらしい。

ひげじい曰く、ここ。

掘りましょう。

 
 

…なんも出てこねぇよ!

まず立ちはだかったのは、長年放置されていたが故の、木の根っこ。

スコップが止まる止まる。

穴堀りなのに、ノコギリを持ち出す始末。

 
その次は、割れた瓦たち。

スコップが止まる止まる。

そのたび手で拾ってよける。

 
そしてやっと、柔らかい土の層。

「瓦が余ってたから、当時それで埋めたんだろうなぁーうんうん。」

なんて想像を膨らませながらざっくざっくと掘り進める。

 
 
なんも出てこねぇよ!

おいひげじいさんよ!
ひと月遅いエイプリルフールですか?

 
なんて心の中で叫びながら掘り進めていると、ちょうどひげじいが田植えをしに通りかかる。

 
「出たかー?」

と、ひげじい。

 
「出ませーん!ここで合ってますよね?」

「おぉ、今あんたがいろおてる(いじっている)とこじゃ。」

 
「もっと深くですか?」

 
(ひげじい、曖昧にうなずく。)

 
 
…すっごい不安だけど、信じるしかない。

 
 

とりあえず、一旦中断。

これだけ掘りましたが、何も出てこず。

より広く、より深く掘って絶対見つけてやる!

 
 
…5月中に!