床下の湿気対策。調湿材はシリカゲルか、炭か。


家の床下調湿(除湿)剤として、何が一番費用対効果がいいのか。

今回はシリカゲルと炭に注目してみました。

 
※この記事は、有限会社コバヤシ建築「炭を床下調湿材として使うことを再考する」を参考にし、自分なりの解釈でまとめ直したものです。
 
 

床下用の調湿について

「調湿」とは、湿度を人間や家の環境に最適な50~60%に保つことを指します。

「調湿材」は、湿度が高くなると水分を吸着し、低くなると吸着した水分を放出するという性質を持っています。
 
 

炭は機能的には○だが、イメージ先行か

シリカゲルの除湿材メーカーによると、

シリカゲルと炭の水分吸着能力を比較すると

シリカゲル 73%

炭 15~20%

つまり、1kgのシリカゲルは730gの水分を、1kgの炭は150~200gの水分を吸着する能力を持つということです。

あくまでもシリカゲルのメーカーによる見解なので、完全に信用するわけではありませんが、

やはり自然素材の炭よりも、調湿用につくられた加工品のほうが品質のばらつきもありませんし、効果が高いようです。

ちなみに、お菓子などに乾燥剤として入っているシリカゲルは、住宅で調湿材として使われるものとは種類が異なるそうです。

住宅用のものは「調湿材」ですので、繰り返しになりますが、空気が乾燥すると吸着した水分を放出する性質を持っています。

 
炭は、自然素材でありながら高い調湿性能を持ち、浄水にも使われるなど「体にやさしい」というイメージが強いです。

しかし、その代わり大量生産が難しいため価格はそれなりに高く、消費側としては、性能よりはそのイメージ料(実際に環境には良いかもしれませんが)にお金を払っている部分が大きいのかもしれません。
 
 

価格について

シリカゲルは基本的に大量生産されているので、炭と比べて価格は低めです。

もちろん、同等のものもありますが。
メーカー次第というところでしょうか。

その能力もメーカーを信じるしかないので安易に比較はできませんが、

シリカゲルはわざわざ調湿用に加工された素材ですので費用対効果はシリカゲルに軍配があがりそうですね。
 
 

わが家はシリカゲル、の予定

ということで、床下の湿気対策はシリカゲルにお世話になろうと思います。

なにせ予算ギリギリ(オーバー)なもので。

今後、新たな情報が入れば再検討します。

 

 

(2018年11月追記)

最終的に買ったのはこちら。

 

面積当たりの費用の話