公開日:2017.8.4
最終更新日時:2017.8.4

「マイ農家」は実現可能?現役農家さんに聞いてみた


以前から何度か言及している、「マイ農家」。

 
やっぱり採算合わないのかなー

送料がネックなのかなー

なんて妄想してるだけでは仕方ないので、お世話になっている農家さんに、「マイ農家」はあり?ってところを聞いてみました。

 
 

マイ農家で生計を立てている農家さんは実際にいる!

マイ農家、つまり個人向け宅配で経営しておられる農家さんが実際におられるとのこと!

とうことは、マイ農家は実現可能ということですね!!

その方は、無農薬・無化学肥料で多品目の野菜を栽培し、
週に1回ほどのペースで、その時に収穫できた野菜を詰め合わせて宅配しているそうです。

契約期間に特に決まりはなく、やめたくなったら次の週からやめることも可能とのこと。なんと良心的な。

長期で購入されるお客さんが全国にいらっしゃるそうです。
 
 

農家さんから見たマイ農家のメリット

農家さん目線で、マイ農家というスタイルにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

こだわりの野菜を消費者に直接届けられる

せっかく頑張って収穫した野菜ですから、「その野菜が欲しい!」と言ってくれる人に届けたいですよね。

そして、「いつもおいしい野菜をありがとう」という声をもらえるような関係を築けるのは、農家さんとしては大きなモチベーションにつながるでしょう。

 

不作時の対応

もし、気候などのせいで届けられる野菜がなくなっても、個人さんと直接つながっているので、事情を説明して理解してもらうという選択肢があります。

いくら気を付けていても不作のときはあるでしょうから、農家さんとしてはありがたいことです。

また、多品目を育てているのであれば、他の野菜を送ることで対応することもできますしね。

レストランなどとの契約だと、相手さんの営業にも関わるので、こうはいきません。
 
 

農家さんから見たマイ農家のデメリット

では、農家さんはマイ農家に対して、どのような部分がデメリットだと考えているのでしょうか。
 

多数の品目を栽培しないといけない

個人向けの宅配だけで生計を立てようと思えば、やはり年間を通して収穫・発送する必要があります。(ワンシーズンで一年分の稼ぎを得るほどの発送は作業量的に不可能)

となると、時期がかぶらない多品目を育てて、収穫できるようにしないといけません。

多品目を収穫するにはその分知識も必要でしょうから、ある程度経験と余裕がないと難しいでしょう。

ひとつの野菜にこだわりたい、という農家さんにとっては合わないスタイルのようです。
 

農作業以外に梱包作業や顧客情報の管理が必要

ただでさえ作業量の多い農業で、さらに梱包や情報管理といった作業が増えるとなると、相当な体力が必要になりそうです。

あまり手間のかからない作物・栽培方法でないと体がもたないかもしれません。
 

集客

最終的には、お客さんがつかないとここまでの話は意味がありません。

いかに消費者に知られ、「ほしい!」と思ってもらい続けられるか。

マイ農家を取り入れたい、と思うようなこだわりの強い人は情報感度も高いので、他の農家さんを見つけて移ってしまうという懸念もあります。
そういう人たちだけをターゲットにした集客はかなり難しいでしょう。

それをクリアできるカリスマ性のようなものも必要なのかもしれません。
 
 

まとめ:マイ農家、実現するには?

まとめると

こだわり

発信力

カリスマ性

栽培技術

の4点がマイ農家の実現には必要だと思います。

 
作業量が多くても、直接消費者に届けたいというこだわり。

より多くのお客さんとつながるための発信力。

他の農家さんに目移りさせないカリスマ性。

雑務をこなしながらでも安定的に収穫できる栽培技術。

これを兼ね備えた農家さんこそが、こだわりの強い消費者に自慢の野菜をお客さんに直接届け続けられるのでしょう。

 
 

お礼

「マイ農家」の実現性についての質問にこころよく答えてくださった農家さんに、改めてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

今回、マイ農家について「採算が合わない」という言葉が全く出なかったのが個人的にはとても印象的でした。

とても前向きに回答してくださったことに感謝です!



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