木の型でつくるパーライトモルタルを使ったロケットストーブが最善か

2018.1.14


「ロケットストーブ」というカテゴリを作ったほうがいいのではないかというぐらい、ロケットストーブの記事を書いている気がする。

代替案がどんどん出てくるんだもの。
 
 

これまでの案と問題点

とにかく調べた。いろいろ考えてきた。(つくってないけど)

これまでにどんな案があって、何が問題だったのかを振り返ります。
 
 

U字溝とドラム缶を使用したロケットストーブ

こんなやつ。

出典:http://bluetailhappiness.ldblog.jp/archives/3419449.html

すべて簡単に手に入る材料なのですが、結局製作には踏み切れませんでした。

理由①:U字溝の加工が困難

U字溝は規格が決まっているので、いくらか切断しないとロケットストーブに適した形になりません。

素人がコンクリートをまっすぐ切断するのは無理。
何個か買って練習するわけにもいかないので、U字溝を使うのはナシ。

理由②:ドラム缶が手に入りにくい・加工が困難

200Lサイズのものはそうでもないのですが、100Lサイズのものがなかなか出回っていない。
あっても値段が高い。

あと、U字溝と同様に、規格が決まっており加工しなくてはいけないので手軽さに欠ける。

理由③:費用が高い

試しに作るにしては、材料が多く費用がかかる。(数万円)
加工も人に頼んだりしないとできないので、DIYのメリットが薄い。
 
 

瓦のロケットストーブ

これはあくまでも、非常時に使う簡易的なロケットストーブという位置づけのもので、室内暖房に使おうとするのは無理があった。
 
 

ガルバリウム板を使用したロケットストーブ

ドラム缶の代わりに、安くて加工しやすいガルバリウム板を使用するロケットストーブ。

これはいい線いったと思ったけど、U字溝は使用するので、そのデメリットを克服できていない。
 
 

ガルバリウム板とパーライトモルタルを使用したロケットストーブ

これはきた!と思った。これでU字溝も使わなくて済む。

けれど、少し冷静になって考えてみると無駄の多い作りだった。

理由①:耐熱煙突がもったいない

モルタルの型として耐熱煙突(地味に高価)を使おうとしていましたが、モルタルの形が出来上がりさえすれば、そこは別になんでもいい。

ボイド管のような紙筒にして、最後に焼いてしまうほうが理にかなっている。

理由②:ガルバリウム板がもったいない

これも同様に、結局型として機能しているだけなので、ガルバリウム板である意味があまりない。

木で型をつくったほうがいい。

 

ということで、木枠をつくります

完成イメージはこんな感じ。
左奥のが、木枠。

出典:http://denbei.o.oo7.jp/f1/?p=18

これで無駄はほとんどないはず。
費用もかなり抑えられている。

パーライトモルタルについてや設計、費用など、詳しいことは別記事で改めて解説します。