ロケットストーブは暖かくない?ロケットストーブのデメリットについて

2018.1.14


ロケットストーブの製作に取り掛かる前に、改めてロケットストーブに対する消極的な意見に目を通しておこう。
 
 

ロケットストーブのデメリット

燃焼効率が良くて、廃材でも燃料にできる

仕組みがシンプルで、煙突設計の自由度が高く、DIYで十分製作可能

そんな万能とも言えるロケットストーブのデメリットとは?
 
 

放熱量が少ない

ロケットストーブは、少ない燃料を
断熱されたストーブ本体内で
大量の空気を吸入しながら燃やしきって勢いよく排気する

という仕組みなので、

たくさんの薪をじっくり燃やす薪ストーブと比べると、同じ時間での放熱量は少ないでしょう。

火力は間違いなく薪ストーブよりも強いので、野外調理機器という位置づけで扱われるのが一般的です。

 

長持ちしない

蓄熱ではなく断熱や排気を重視した仕組みなので、薪ストーブのような暖房器具としての持続性には劣るかもしれません。

朝出掛ける前、夜帰ってきてから暖める、という使い方には向いていないようです。
 
 

要するに、暖かくない?

ストーブの一番暑いところはしっかり断熱されているとなると、放熱量が少なくなるのは当然ですね。

 
ロケットストーブは薪ストーブで一番大切な輻射熱を排気エネルギーに変えて捨てている

暖かさという点で言えば、直接ドラム缶の中でたき火をしている方が断然暖かい

 
という意見も。

古民家などの、気密性などという概念すらないところならなおさらでしょう。
使ってみないことにはわかりませんが、この弱点をうまく補ってくれる暖房器具と併用するというやり方がよさそうですね。