メガバンクで「ダメだこの会社」と感じた先輩・上司のひとこと
銀行の常識は社会の非常識。
社会がかなり変化しつつある今の時代では、これは企業全体に当てはまることなのかもしれません。
「屁理屈言うな」
デビットカードの取り扱いを始めたときに、「キャッシュレス社会の発展に貢献するという銀行員の任務だ。みんなも申し込むように。」
という支店長の指示に対して、余計なカードを持ちたくなかった私が言った
「クレジットカードでその任務は果たしているので申し込みません。」
という言葉に対するひとこと。
これは屁理屈じゃない、理屈だ。
もちろんデビットカードは申し込まず。
「は?そんなのあるわけないじゃん。」
「この仕事のやりがいって何ですか?」
という質問に対する先輩のひとこと。
就活生に同じこと言ってみろ!
そう思ってるのは自由だが、後輩にそれを言える神経がわからん。
そんな従業員をかかえる企業が社会貢献なんてちゃんちゃらおかしいぜ。
「急に帰るなよ」
用事があったため、17時半(20分残業)に片付けて「お先に失礼します」と課長にあいさつしたら帰ってきたひとこと。
帰る10分前ぐらいから、そろそろ帰りますよアピールでもしとけばよかったんだろうか。
さっさと帰ることが悪、みたいな狂った思考回路を持っている人が未だにわんさかいる。
「お客さんが決めることだから」
営業が使う言い訳の決まり文句。
「僕らが正しい情報を提供して、最終的にお客さんが良いと思って買ってるんだからいいんだよ。」
というペラッペラな理論武装。
その「正しい情報」は、個別にはそうかもしれないが、こちらに有利なものだけを集めたものでもそう呼べるのか。
「ボランティアじゃないんだから」
これまた営業がよく上司から言われる言葉。
どう考えてもその客には投資・保険なんて必要ないと思っても、
「ボランティアじゃないんだから」
「給料もらってるんだから」
「営利企業なんだから」
という呪文をかけられて売ってしまう営業が大多数。
いやいや、客の利益を生み出すのが仕事ですから…。
「客取るとか最低だな」
SBI証券に転職して、銀行員時代のお客さんに営業をかけて、ごっそり資金を移させた元同僚に対するひとこと。
うちの商品が最低なだけだよ。
競争ってそういうことでしょ。
それをカバーできる人間力がうちにはあるんじゃなかったの?
そこで危機感を持って行動に移すという発想に至らないのが何より問題。
「いつまでそんなもの持たせてるんだ」
私が担当しているお客さんの中に、数年前に会社をあげて売りまくっていた投資商品を保有している人がいることに対して上司が言ったひとこと。
そりゃあ銀行としては、どんどん買って売ってを繰り返してもらったほうが儲かりますからね。
でも投資商品は長期保有前提で売ってるものでしょ?
それを「こんな古い商品を持たせたままにしておくとは何事だ!」みたいに言うのはどうなのよ。
結局はお客さんより銀行の利益優先ってのが露骨に見えてダメ。
要するに、時代錯誤。
これが改善されるのは10年後か、20年後か…。
メガバンクのフットワークの重さはピカイチですから、若者が才能を活かせる会社になるのはまだまだ先になりそうです。
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