広島県の「新規就農者激励研修会」とやらに行ってきた!

2018.2.2


先日、新規就農者が集まる研修に参加してきました。

内容をざっくり言うと

・有限会社こめ奉行の立石さん(20代女性!)による農業経営に関する発表

・JAによる「事業継承問題について」

・ワークショップ「農家から経営者へステップアップ」

・懇親会
 

という感じ。

事業継承…??とか思いつつとりあえず参加。
 
 

(有)こめ奉行による発表

名前の通り、お米をつくっているこめ奉行さん。

その後継ぎである立石弥生さんによる、農業経営についての想いを伺いました。

 

ポイントは

農家はもっと発信すべき

3K(6Kとも言われてるらしい)のイメージが先行しすぎ

というところ。

さすが同世代、全面的に同意できる内容でした。

 

彼女はインスタグラムで、積極的に“映える”写真を撮って発信しているとのこと。

「今年もいいお米ができました!」

「こんなデカイ機械に乗って作業してます!」

というふうに、楽しくバリバリやってる姿を見てもらおうという取り組みは私ももっと見習わなくては、と思いました。

ときには、

「高級車に乗ってます!」

という、まさに若者に「おぉ?」と思わせるような投稿をしているのも偉い。

儲かっているなら儲かっていることをしっかり発信することもこれからの農業には絶対必要!

農家って、周りに「しんどい」と思ってほしいのかな?と思ってしまうほど、しんどいアピールをしがちな気がする。

日本人の性格が特に現れる業種なんだろうか。

本当に発展させたいなら、「暇なときは結構暇!」とか、「野菜の値段が上がれば一気に成金気分!」とか、ちょっとは興味を持ってもらえるようなことを勇気を持って発信するべき。

 
 

家族経営農家が対象の内容?

事業継承とワークショップについては、家の農業を継ぐかたちで就農する人向けの内容でした。

一方私は農業法人への就職なので、「ふーん。」という感じ。

でも、いかに農業で人を雇って給料(それも固定給!)を出すのが大変かを知ることができました。

これは水耕栽培ならでは、なのかも。

 
 

若手就農者で盛り上がった懇親会

やはり1番の収穫はここか。

農業は確実に盛り上がってきている。

ということを感じさせてくれる懇親会でした。

28歳のレモン農園経営者が、農林水産省の方に「ハウスを建てれるように土地を整備してくれ!」と必死に訴えていたり、

アメリカに農業を学びに行く計画をしている20歳の女の子がいたり。

若者がこれだけ熱くなれる農業ってすごいと思う。

 

「農業はしんどい部分ばっかりとらえすぎ!」

「自分で判断してやれるのが楽しい!」

「家族でできるのがいい!」

「農業やるなら狩猟免許も取らんと!」

「国産アボカドつくろう!」

とまぁ好き勝手にいろんな話をして、若手農家パワーを感じたわけです。

 
 

記念撮影

研修後の写真撮影があったのですが、ここに私はひとこと申したい。

もっと元気よく写れよ!!

ほら、私みたいに。(ド真ん中、立石さんの横で渾身のダブルピース)

 

こういうところからですよ。

農家は職人気質の人が多いのだろうか。

ま、徐々にね。

 

とりあえず、トータル的には楽しい研修会となりました。

来年もぜひ!