公開日:2018.3.10
最終更新日時:2018.3.10

「顔の見える消費」だけでは世の中は変わらない。


田舎暮らし

個人商店、カフェ

契約農家

まぁ何かと「顔の見える消費」というものが取り上げられることが多くなった昨今。
 

その背景にあったのが

コンビニや大型ショッピングモール、ファスト○○のお店、ネットショップの普及。

ある程度の質を保っていれば、とにかく安いほうがいい、環境に悪かろうが知ったこっちゃない、という低価格競争だ。

それによって、競争力のない個人商店がどんどん姿を消していく。

顔が見えないから、不正も多くなった。

 

消費することが、あまり気持ちいいものでなくなってしまった。
 
 

「顔の見える消費」はいいことだが…

これらが「顔の見えない消費」として、ほんとにこのままでいいの?見直されてきている。

そして今、生まれつつあるのが作り手や持続可能を意識した消費活動。

「顔の見える消費」。

安いから選ぶのではなく、作り手が信用できて、好きだから、応援したいから選ぶというもの。

この部分を大切にする人が増えてくれば、値段高くても人は買ってくれる。大量生産、低価格商品に負けずに存続していけるだろう。

という考え方。
 
 

素敵なことだ。

ぜひ実現してほしいと思う。

でもたぶん、それだけではきっと状況は変わらない。
 
 

「収入」は顔が見えないままだ

収入があって、消費ができる。

いくらその作り手が好きで応援したくても、収入がなくちゃできない。

厳密に言うと、収入に余裕がなくてはできない。

ほとんどの人の収入は会社から毎月もらう一定額のお給料で、そのお金が誰から渡ってきたものなのかは「見えない」。

「一定額なんだったら安心じゃん!余裕あるじゃん!」

と思うかもしれないが、それは違って、毎月一定というのは言い換えれば

想定外の“収入”がない

ということだから、想定外の出費はなるべく避けて、生活コストを下げなければいけないという発想に至ってしまう人が多い。

顔が見えない収入のままだと、安さがウリではない「顔が見える消費」はダメージのある出費であり、続かない。

つまり、「顔が見える消費」をウリにしている個人商店の客足は、時間とともに遠のいていく。
 
 

「顔の見える収入」までつくりだそう

例えば、大工仕事が得意な知り合いに、ちょいと仕事を頼んでお礼にお金を渡してみる。

その人にとってはまさに「顔の見える収入」だ。

するとその人は、「お、想定外の収入ができたぞ」ということで、大工仕事を頼んでくれた人のお店で「顔の見える消費」をする気になってくれるかもしれない。

これだけではお店としては何の効果もないかもしれないけれど、そういう文化が広がって、その人の収入における「顔の見える収入」の割合がどんどん増えてくれば、いずれ効果のあるものになっていくのではないか。

「顔の見える消費」を存続させてくれる要素に。
 
 

だから、「顔の見える消費」をウリにする立場の人は、「顔の見える収入」というものを増やす努力もするといいのかも。

消費してもらうなら、こっちからも与えなくっちゃ!ってこと。簡単。



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