命がけの柱入れ替え…!ひげじいとの友情。


さてさて、先日紹介した柱を入れ替える作業。

試行錯誤しながら、なんとかはまってくれました。

始めての本格DIYで、なかなかの達成感♪

よかったよかった。

…ここまでは。
 
 

問題はもう一本のこの柱。

さっきの柱は極端な話、無くてもまぁ家が崩れることはないというようなもので、そんなに重みはかかってなかった。

しかし。

こちらは二本の梁の端を支えている、無くてはならない柱なのです。
 

ジャッキで梁を持ち上げる。

ミシミシ…ミシミシ…

電動ノコギリで柱を切る。

途中で刃が挟まって抜けなくなる。(たぶん柱が上がりきってないから)

引き抜こうとして刃が根本で折れる。
 

…早くも頓挫!
 

ここでひげじいに助けを求める。

ひげじい、チェーンソーを持って登場。

いざ。

お、おぉ…!?

抜けた!!

と、ここでひげじいから衝撃のひとこと。

「はよう新しい柱入れんと、なごうはもたんぞ。」
 

えぇ!?ジャッキで上げてるから大丈夫じゃないの!?

後できれいにすればいいやと思って、切り口も適当だし!

そもそも新しい柱の長さにぴったり合わせて切ってないし!

完全なる準備不足!!

 

大慌てで、新しい柱の長さに合うようにブロックを置いて、木の板を挟んで、なんとか半分まで差し込めた…。
 

 
と、そのとき!!
 

バコーン!!!

垂直方向から微妙にズレていたらしく、ジャッキがはずれる。

これが柱を入れる前だったら…考えないでおくとしよう。
 
 

で、こっからが長かった。

この中途半端にはまった柱を中心に持っていくためにもう一度ジャッキで上げようとするも、

地面が水平じゃないのでうまく上がらない。

水平になるように置いた瓦礫が次々と割れる。
 

ミシミシ…ミシミシ…

「ひげじい!まだ柱動かん!?」

「まだじゃ。もっと上げんと。」

バキバキ…!

「あぁ!また水平じゃなくなってきてる!ひげじい!これ大丈夫!?」

「…いかん、また弾けるぞ。降ろせ降ろせ。」

ズンッ…!!

これを何度か繰り返し、久しぶりに本物のスリルを味わいました。
 
 

ここでひげじいが

「待て。あれを持ってくる。」

と言って自宅へ。
 

数分後、

極厚の木の板と鉄板を持って登場。

それらを土台にして再挑戦。
 
 

ミシミシ…ミシミシ…

ようやく柱が浮き始める。

「よし、動いた。」

新しい柱、中心へ…!!

「ええぞ。降ろせ。」
 

ズンッ…!

 

しばらく沈黙した後、

家に安堵感と達成感が混じった笑いが響く。
 

「やったー!ひげじいありがとう!!あー!疲れた!」

「わしも疲れた!」
 

80歳超えの老人との友情を感じた瞬間。
 
 

こうしてなんとか無事に二本目の柱の入れ替えを終えたのでした。
 
 

今日学んだこと。

木はとんでもなく丈夫。

家はとんでもなく重い。

人に助けてもらう大切さ。

生きてるだけでありがたい。

 
 
このあと、柱の補強をしっかりとして、この柱の根継ぎは完了。

早く大引きをつくる作業にいきたい。