自作パーライトモルタルロケットストーブ完成!燃焼実験するよー
ついにできましたよ。
ロケットストーブが!!
季節的に全く需要のない記事ですけどテンション高めでお送りします。
結論から言うと、大成功。
ロケットストーブって案外簡単に、安く自作できるもんなんですね!
前回は本体部分まで完成させて、
このたび煙突を接続、鉄板を購入し、完成に至ったわけです。
まず全体図から。
墓みたいですね。
今気づいたけど耐震補強しておかないと危ないな…。
燃焼中に地震が来たらほんとの墓が建っちゃいますね。(笑えない)
煙突に使用したのは、直径15cmのスパイラルダクト。
ジャバラ状になっていて、最大4mまで伸ばすことができます。
一般的に煙突にはまっすぐなものを使うのですが、
結構値段が高いし、直径15cm(排気効率的にこの径が適している)のものがホームセンターに売っていなかったので却下。
このスパイラルダクトを3本つなげて、横引き約4m、立ち上がり約4mの長い煙突を作りました。
煙突の接続はアルミテープで。
接続用の製品もあるんでしょうけど、いかにお金をかけずに工夫するかにこだわりたかったので、他で使って余っていたアルミテープを使用しました。
耐久性がどのぐらいあるかはわかりませんが、劣化すればまた上から巻けばいいだけなので問題ないと思います。
何より、アルミテープは他でも何かと使えるのであると便利です。
煙突のてっぺんに付いている雨避けは、ストーブの材料の切れ端です。
雨除けもちゃんと製品があるのですが、やはりそれに頼らず余り物で自作。
ちなみに固定方法は針金。
煙突自体も針金でがんじがらめにしてあります。
煙突の固定も専用の製品があるのでしょうが、(以下省略)
今回の台風でなんともなかったので今後もしばらくは大丈夫でしょう。
そして鉄板。
かなりの厚み(3mm以上)がある鉄板じゃないと熱で反ってしまうという情報もあったのですが、そんな鉄板きっと高いし、
「曲がってから考えればいいや」ということでホームセンターでバーベキュー用の鉄板を買ってきました。
さあ、燃焼実験です。
点火は松ぼっくりと松の枯れ葉を使います。
これらは油分が多く含まれているので、着火剤として使えるんです。
あっさり火がついてくれたので、あとはどんどん廃材を突っ込んでいくだけ。
「ロケットストーブの火入れの仕方」みたいな解説を目にすることが多かったので、もっと難しいものだと思っていたのですがなんてことない。
超簡単。火がついてからは木を突っ込めば突っ込むほど火力が増す、という感じでした。
薪ストーブではしっかり乾燥させた薪でないとうまく燃焼しないらしいのですが、このロケットストーブはこんな湿った廃材でさえガンガン燃料にしてくれました。
すばらしい!!
これはパーライトモルタルの断熱性のおかげなのでしょうか。
ロケットストーブは、とにかくストーブ内部の温度を上げることが重要。
これがうまくいかないとロケットストーブならではの“引き込み ”が起こらずに煙が逆流してしまうそうです。
これを懸念していたのですが杞憂でした。
こんな隙間がちょこちょこあってもお構いなしで、 「ゴォーッ!!」っと音を立てて勢いよく火がストーブ内部に吸い込まれていき、煙は全然出ませんでした。
そして肝心の温度はというと、まず鉄板はもちろん熱々。
火力を上げればお湯も沸きます。鉄板へのダメージは見た目には特に無さそうでした。
その先の煙突も、触れないほど熱々です。
家の外に出ている部分でも熱々だったので、相当な熱気が流れているようです。
後にこの煙突はベンチに改造する予定なので、期待が高まります。
というわけで、わが家のロケットストーブ第一号は今冬活躍してくれそうです。
素人仕事でもそれなりのものができるパーライトモルタルロケットストーブ。
これはもっと注目を集めてもいいアイテムだと思うんですけど…。
家の中で火を楽しめるのってこんなに楽しいんですね!
これでしばらく遊ぶとします。
では。
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