縁もゆかりもない田舎に移住したいサラリーマンのための地方移住ガイド〜移住は誰にでもできる最高のビジネスだ〜
「 家族連れで、縁もゆかりもない田舎にすぐに移住したいサラリーマンのための移住アドバイザー」として活動している、まもるです。
ここでは、メガバンクを退職して、大阪市から縁もゆかりもない広島県安芸高田市に妻と移住した私の経験・移住論をぎゅうぅーっと詰め込んでお送りしております。
私たちの移住の経緯などは私のプロフィールにざっくり書いているのでご覧ください。
※注意
ぎゅうぅーっと詰め込んでいる中に、「一家だんらん」の記事の内容と重複している部分も当然あります。
500記事ある中の、テストに出る大事なところに線を引いてくれているんだ
と思って読んでください。
※この記事は随時更新していきます。
移住はビジネスととらえよ
さっそくですが、これは「一家だんらん」で何度も発言している内容。
移住って、最強のビジネスだと思うのです。
いわゆる「田舎」に分類される自治体を顧客にしたビジネス。
お金もコネも特別なスキルもいりません。
若い人なら誰にでもできます。
「若者を増やしたい」
「新規就農をすすめたい」
「空き家を活用したい」
というニーズに、
20代
農業に関心がある
田舎暮らしを苦に思わない(むしろ希望している)
古民家を買って改修して住みたい
という“スキル”を活かして、移住という方法で応えているのです。
都会にいるだけではただの「その他大勢」だった人物が、田舎に引っ越すだけでその価値が上がって注目されるんですよ。
もちろん報酬もしっかりあります。
市からの補助金
市からの取材・発信
ご近所さんからの米・野菜のおすそ分け
などなど。
こんなすばらしいビジネスが他にあるでしょうか。
意見さえ一致すれば、家族全員でできます。
むしろそのほうがビジネスとしては強力です。
自治体としては、家族連れを一番求めているでしょうからね。
一回の訪問で決めるために欠かせないこと
私たちは、移住先を一回の訪問で決めました。
そうすることができた要因はなんだったのでしょうか。
答えは簡単です。
仕事の心配をなくすことです。
仕事さえきちんとあれば、移住先でもとりあえずは暮らしていくことができます。
では、どうすれば一回の訪問で、その仕事の心配をなくすことができるでしょうか。
仕事を紹介してもらい、実際に責任者会いましょう。
堅苦しく言うと、面接してもらうということです。
「え?いきなり?」と思うかもしれませんが、これが肝心です。
「本当に移住する気があるんだな」と思ってもらうにはこれが一番。
それに、そこで「歓迎しますよ!」という言葉をもらえたら、あとは家を探すだけですからね。
ベストは、企業側から「うちへ来てくれないか」と誘ってくれるところへ行くこと。
「移住して、うちへ来てくれた」と思ってもらえる環境で働けるのは、移住者としてはとても大きいプラス要素になります。
最短でストレスフリーな仕事に出会おう
「仕事はどうするの?」
移住して、何十回、何百回と聞かれることでしょう。
この質問に対する答えが、その地域で知名度のある会社(不動産屋さん、工務店、農業法人など)であれば
「あーそうなの!そらなら安心ねぇ!」
と、一発で安心してもらえるに違いありません。
それがいちいち説明しなくてはわかってもらえない仕事先だと、かなりのストレスになってしまうでしょう。
加えて、なるべく家から近い会社がいいでしょう。
簡単に言うと、電車や車がなくても通える範囲の会社です。
私の場合、職場は家から自転車で5分の場所でした。
職場は近ければ近いほどストレスフリーです。
まるで、地域の行事に参加しているだけのような感覚で仕事ができます。
今はいい意味で仕事の日と休みの日のモチベーションがほとんど変わらないような生活です。
もちろんメリットはそれだけじゃなくて、地域の人たちとのつながりを持ちやすくなるという点もあげられます。
仕事がそのまま地域のコミュニティづくりにつながると、人付き合いが非常に楽です。
人付き合いに対する不安はこれで一気に解消できます。
間違いない移住先の選び方
ここが一番知りたいところでしょうか?
難しく考えず、まずはざっくりと。
私たちの場合、
寒いところは嫌!→関西より東は除外
海沿いは嫌!→内陸部
みたいな感じで絞っていく。
「温泉があるところがいいなー」とかでもいいと思います。
とにかく希望を出して絞っていきましょう。
で、あとはめぐり合わせですね。
いや、適当に言ってるわけじゃなく。
絞ったとしても市町村なんて山ほどありますから。
最終的に私たちは、お世話になっていたお米屋さんがある地域で決めました。
最初が肝心!地域への連絡の仕方
まずは自治体のHPへアクセスしましょう。
このHPがあなどれなくて、更新頻度やデザインなど、HPへの力の入れ具合で、移住者への待遇もわかってしまうんですね。
「移住者を本気で呼び寄せないといけない」と危機感を持っている自治体は、HPもちゃんと更新されているし、移住希望者向けのページも用意してくれているはずです。
また、地域おこし協力隊も、あれば必ずチェックしましょう。
自治体HPと同様、地域おこし協力隊の活動量は、その地域のパワーをはかる重要な材料になります。
彼らはまさに移住者の先輩方ですからね。
→移住希望者向けの窓口or地域おこし協力隊へコンタクトをとりましょう。
どちらもない場合は、その地域はやめておいたほうがいい。
電話よりもメールやSNSでのメッセージの方が○
文章での回答がいかに早いかが重要。
返信の早さで、向こうの受け入れ体制ができているかがわかります。
返信は絶対1週間以内!
それより遅い地域は×
移住するために必要な貯金
絶対必要、というような貯金額はありません。
お金が必要ない暮らし、というのが田舎暮らしですから。
無いならな無い、あるならあるなりの使い方をするだけです。
私の場合
貯金で空き家(50万円+改築費)と車(新品軽トラ100万円)を買いました。
あとは引越し費用ぐらいでしょう。
後悔しない、家(空き家)の選び方
「好きになれるかどうか」
これにつきます。
私たちが購入した空き家は、ほぼ全ての人に
「この空き家は傷んでいるからやめておいたほうがいい。」
「他の空き家のほうが費用は少なく済む」
なんてことを言われ続けていましたが、
たたずまいや立地でふたりとも完全に気に入ってしまったため即決。
その結果、約1年後にはきちんと引越しを完了させました。
結局、周りの「そんなの大変だよぉー」「絶対無理でしょ…」という言葉は、普通の人が業者に頼んできれいに修繕する場合を想定してのことなので、
私たちのように
「空き家の改築やりたい!」
「隙間だらけでも気にしない!」
「余計なものはいらない!」
という、見てくれを気にしないような人にとってはあまり意味のない助言?なのです。
忘れちゃいけない、自然災害
移住前、「ここは自然災害が少ないからねー!」という声を聞いていた私たち。
しかし、移住2年目に「西日本豪雨」という自然災害に遭いました。
幸い、直接的な被害はなかったものの、やはり自然災害についてしっかりと移住前に調べ、考えておく必要があるなと気付かされました。
まずチェックすべきは「ハザードマップ」です。
市のHPに掲載されているので、必ず候補地付近の情報を確認しましょう。
この時点で被害が及ぶかもしれないという場所は絶対にやめておきましょう。
100年に一度が起こるのがめずらしくないご時世です。
災害に遭ってからは遅いので、条件が良くてもそのポイントは外さないことを強くお勧めします。
こっそり教える移住者がやるべきズルい技
ブログで書いてしまうと、地域住民に反感をかいそうなので控えていましたが、これは結構重要は技です。
簡単に言うと、「自分が得意なことを大げさに伝える」のです。
もっと言えば、得意じゃなくてもいいです。
たとえばどういうことかというと、
私は普段、普通にパソコンやスマホを使います。
サイトの運営もしています。
かと言って、サイト構築やプログラミングができるわけではありません。
「パソコンが得意か」という質問に、イエスと答えられるようなスキルは持っていません。
しかし、
田舎では、パソコン、スマホ、インターネットに疎い人ばかりです。
先ほどの質問にイエスと答えられないのは、若者ばかりの都会での話であって、おじいさんおばあさんが暮らす田舎では、堂々と「得意です!」と言えるのです。
というより、言ったほうがいいのです。
「パソコンが得意な人が来た!」
と噂が広まればいいのです。
きっとご近所さんから、あーしてこーしてが集まってくるでしょう。
わかることにはサクッと答えて、わからないことはググればいい。
ググることすらできない人たちが相手ですから。
こうして簡単に「賢くて親切な若者が都会から来てくれた」というイメージが広まってくれるわけです。
若い人の移住なら、この方法は同じように使えるのではないでしょうか?
素人でも大がかりな空き家改築だってできる!
空き家改築って言っても…素人にできるのは、フローリングを張るとか、壁を塗るとか、そのぐらいでしょ?
と思っているあなた。
いいえ、そんなことはありませんよ?
私たちは大工仕事ド素人でありながら、何もないところから床を施工したのですから!!
外壁だってイチからつくりました!
今ごろは、大工道具がどんどん進化してきていることもあり、素人でもやる気さえあればできることがかなり多くなりました。
たぶん、小規模なら家だって建てられると思いますよ。
周りの声や、ネット上のアドバイスだけを鵜呑みにせず、自分を信じて挑戦する気持ちが何より大切なのです。
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