公開日:2018.10.22
最終更新日時:2018.10.22

本当に稼ぎたいのなら「農業」は選ぶべきではない論理的理由


農業でいかに稼ぐか。

農業を生業としている人が多い田舎では、よく耳にする話題。

 

 

その度に私は思ってしまう。

 

農業で稼ぐって、選択を間違ってないか?

と。

 

 

その理由は簡単で、

 

まず植物は成長スピードが決まっている。

 

いくら良い土に良い肥料を入れて天候が良かったとしても、成長スピードが2倍になったりすることはない。

 

 

そして、植物は成長に必要な面積がほぼ決まっている。

病害などを改善するような場合を除いて、「来年は同じ面積で2倍の収量にしよう!」は不可能。

 

 

つまり、一年に穫れる作物の量は始めから決まっていて、それ以上増やすことはできない。

 

ということは、収量を増やすには単純に作付面積を増やしていくしかないのだが、

作物面積を増やすと言っても、土地は当然有限だし、その面倒を見る人手もそれだけ必要になる。

そう簡単にできることではない。

 

というわけで、農業には物理的制約のせいで、稼げる上限がある(それも低めに)のだ。

 

だから、「農業で稼ぐ」と聞くとまず、「ふーん。で、どうやって?」と思う。

 

 

ただ、最近は水耕栽培というものがある。

土を使わず、人工の水槽を使って、同面積での植付け量と回数を最大に近付ける栽培方法。

これなら理論的には一年に複数回収穫したり、“2階建ての畑”にして栽培することも作物によっては可能なので、土地面積の制約を受けずに収量を上げられる。

 

(ここまで来れば、農業ではなく工業である…!)

 

しかしこれでも問題がある。

植物は病害や虫害が存在する。

これを言い換えるならば、
たとえ農業を工業化しても、“病気になったり虫に食われたりする可能性がある部品”をつくる工場にしかなれないということだ。

それなら素直に工業の分野で稼ぐことを志したほうがいい。

 

確かに、室内で温度管理や無菌状態を徹底して行えばその問題をクリアすることができるが、それにはコストがかかりすぎて、実現できるのは余裕のある大企業ぐらいだろう。

 

 

 

農業は、お金がない人でも始められるのがいいところであって、稼ぐために選択する業種ではない。

 

結局、世の中にある「農業で稼ぐ」の正体は、

“農作業を使った“観光業

“農作物を使った”製造業

であることがほとんど。

例外として、アメリカのような広大な土地での力技農業も存在するが…(稼げているのかは知らない)

 

 

 

実際のところは、国の補助金などで優遇されることが多い業種なので、単純に工業と比べるとおいしい部分もあるのかも。

そもそも、国から補助金が出る=その業種の意義は金銭以外にあるということだからね。

稼げないって証明されているようなもの。

 

 

 

私はやっぱり物理的制約を受けながら農業をやりたいな。

 



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