ロケットストーブvs薪ストーブ【ロケットストーブの魅力と弱点】


今のところ、ロケットストーブのみで暖をとることができているわが家。

 

一か月ほど使ってみて、改めてロケットストーブの魅力と弱点、薪ストーブとの違いについて考えました。

 

 

ロケットストーブが薪ストーブに負けない点

ロケットストーブの最大の魅力。

それは、自作できるという点です。

 

これは薪ストーブには絶対に真似できないでしょう。

ロケットストーブは、守らないといけないポイントさえおさえれば、素人でも簡単に自作することができます。

 

自作するので、当然費用も薪ストーブに比べてぐっと下がり、10分の1以下に余裕でおさまります。

 

そしてもう一つ、薪ストーブに真似できないところがあります。

それは、煙突の横引きが可能だという点です。

 

ロケットストーブは排気力があるため、煙突を横にしても逆流することなく問題なく外まで排気が流れてくれます。

なので、蓄熱ベンチをつくって足元から暖めるということもできます。

 

ロケットストーブが薪ストーブに劣る点

では逆に、ロケットストーブが薪ストーブに敵わないところはどこでしょうか。

 

一番は放熱力でしょう。

そもそもロケットストーブは、調理器具として発明されたもので、少ない薪で強い火力を得ることが目的です。

ですので、その仕組み的に大量の薪を入れることはできません。

 

一方で薪ストーブは、ご存知の通り暖房器具。

たくさんの薪をじっくり燃やして部屋全体を暖めるのが目的です。

 

つまり薪ストーブは、一度に燃やせる薪の量が多い=一定時間に放出する熱の量が多いということです。

 

いくらロケットストーブの火力が強いといっても、さすがに薪ストーブのパワーには敵いません。

 

そしてもう一つの弱点、見た目

ほとんどの薪ストーブは一面がガラスでできており、火の揺らめきを楽しむことができます。

デザインも洗練されており、そこにあるだけでおしゃれです。

 

一方でロケットストーブは仕組み上、暖を取りながら火を見ることはできません。

火を眺めるのが薪を使う楽しみじゃないか!と言われればぐーの音も出ません。

機能美、と言えなくともないですが、やはり人に見せびらかせるようなデザインとは言い難いです。(私は見せびらかしていますが)

 

 

 

工夫次第でロケットストーブは勝てる!

勝ち負けの話をするのも変ですが、ロケットストーブは自作できる分使い方に幅があって、工夫次第で先ほどの弱点を克服することも可能なんじゃないかと思います。

 

パワーが劣る分、煙突を体に近づける。

火が見えない分、思いっきり奇抜なデザインにしてみる。

 

という感じに。

 

ここで挙げていない特徴もたくさんありますが、それぞれの長所短所を把握しながらそれらを活かせるように考えて付き合っていくのも、薪を使うストーブの楽しみですね。