室内で自作ロケットストーブをワンシーズン利用してわかったデメリットと対策
去年の11月から本格的に使い始めたこの自作ロケットストーブ。
おそらく4月頃まで稼働し続けるとは思いますが、すでに室内での自作ロケットストーブ使用に際してのデメリットと対策が見えてきたので、フライングでまとめておきます。
ガルバリウム板の歪み
この一斗缶のように加工したガルバリウム板が、使用するにつれて四角形ではなくなってきました。
(写真は使用前)
写真ではわかりにくいですが、4辺が内側に沿ってきています。
200~300℃で熱されているわけですから、こんな薄い金属板が歪まないわけはありません。
鉄板の歪み
同じく上部に置いている鉄板もさすがに歪んできました。
そのせいで、横から見ると隙間ができてしまっています。
バーベキュー用の安い鉄板なので、これでももっている方だと思います。
実はこのぐらいの隙間であれば、意外と燃焼と排気に問題はありません。
パーライトモルタルの劣化
動かしてみないと程度がわからないのですが、おそらくいろんな場所が割れてきています。
これも今のところ燃焼に問題はないので放置していますが、たぶん(絶対)良くないです。
設置場所
詳しくは過去記事で。
あくまでもこのロケットストーブは試作品であったため、安全性を考慮して土間の中途半端な場所に設置しています。
安全性を高めることができれば、もっと部屋の中心に近い場所に持っていき、周りを工夫すればさらにストーブからの放熱を室内に取り込めるはずです。
対策
要するに、部品の劣化こそが自作ロケットストーブのデメリットというわけです。
数年間の使用に耐え得るストーブを作ろうと思えば、相当な技術と道具、材料そしてお金が必要になるでしょう。
しかしそれでは自作の良さが消えてしまいます。
ですので、対策としては部品をシーズンごとに新品のものに交換するというのが現実的かなと考えています。
…でもそれこそモヤモヤするんですよねぇ。
せっかく作ったのにワンシーズンだけかよ!って。
先日Maki式薪ストーブを製造・販売しておられる岡崎建設さん(Facebookページhttps://www.facebook.com/makisikistove/)へ見学に行かせてもらって代表とお話したのですが、かっこよすぎて「この方にロケットストーブを作ってほしいなぁ…」と思ってしまいました。
設計から一緒に考えて、頑丈な鉄板を溶接してもらえたら超パワーアップしたロケットストーブが出来上がるのでは…!!
楽しそう。もうしばらく考えます。
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