なぜデフレから脱却できないのか。原因を超簡単に解説するよ。
まずデフレってのは、不景気のこと。
消費が落ち込んで、物が売れなくて、給料が上がらないような状態。
バブル崩壊以来、ずっとこの状況が続いていると言われています。
まさにデフレスパイラル。
つまりバブル崩壊直前の1990年に生まれた私は、不景気しか経験したことが無いということです。
ほんとね、「え?これが普通じゃないの?」って感じ。
まあそれは置いといて。
デフレを脱却するには、上の図の負の連鎖をどこかで崩さないといけないんです。
企業が無理やり給料を上げるとか、国民が無理やり消費するとか。
でもそんなの起こるわけがない。
いくらデフレを脱却したいからと言って利益が十分じゃないのに率先して給料を上げる企業はいないし、
貯金も給料も十分でないのに消費しまくる国民もいない。
じゃあどうするか。
答えは簡単で、お金をじゃんじゃん刷ればいいんです。
お金をじゃんじゃん刷れば、世の中にお金が増えて、消費が活発になります。
「え?そんなことしていいの?」
と思うかもしれませんが、いいんです。デフレの時は。(ただしそのお金が海外に出ちゃダメ。)
というか、すでに日本はやってます。
でもデフレを脱却できていない。
なぜか。
刷ったお金が、銀行(日本銀行)から肝心の国民や企業に渡っていないからです。
せっかくたくさん刷って増やしても、国民や企業にそれを使ってもらわないと全然意味がありません。
ではなぜ刷ったお金が銀行から出ていかないかと言うと、受け取ってくれるところがないからです。
「お金を受け取らないわけないでしょ!」と思うかもしれませんが、銀行からお金を受け取る=融資を受ける(借金する)ということですから、単に「はい、どうぞ。」とお金がもらえるわけではありません。
ですので、「こんな不景気に融資を受けてまでやる事業なんてないよ…」というところばかりなのです。
仮に「はい、どうぞ。」とお金を渡すことをし始めたら何か変わるのかもしれませんが、
全員に少額ずつだと何の意味もないし、全員に多額だととんでもないお金の量になるし、一部に多額だと不平等が起こるしで、難しいみたいです。
個人的には、デフレデフレと言いながらも割とみんな楽しそうに生きているし別にいいんじゃないの?と思うのですが。
私世代にとってはこれが標準なわけですし。
無限に給料や物価が上がっていくわけでもないし、デフレの何がいけないのかイマイチわかりません。
これだから最近の若者は…と言われるんでしょうか。
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