「家庭でオフグリッド」のメリットは?未だに普及していない理由とは
だいぶ前にオフグリッドについての記事は書きましたが、
そこでは太陽光発電システムよりはよっぽど効率的で意義のあるシステムと言えそうだ。という結論までで、実際にオフグリッド自体にどんなメリットとデメリットがあるのかまでは言及していませんでした。
今回はオフグリッドシステムが導入を検討するほど魅力があるものなのかどうかについて調べてみました。
結論から言うと、経済的メリットは出ないと思った方が良いです。
確実に経済的メリットが出るなら、とっくに広まっているはずですからね。
しかし未だにオフグリッドを導入したという話は聞かない。
その一番の理由は、蓄電池の導入費用が高いからです。
相場的には今の6割ぐらいにならないと元が取れないと思われます。
元が取れる前に蓄電池などの寿命がきて買い替え、という感じです。
2019年時点では、オフグリッドの意義は経済的メリットよりも自分でコントロールできる電源の確保にあると言えます。
電力会社からの電気が来なくなったときの非常電源という役割はもちろん、電力会社への不信感に耐えきれずオフグリッドシステムを導入する人も中にはいるようです。
他には環境への配慮というメリットもあげられることがありますが、ソーラーパネルや蓄電池の製造過程も含めて本当に環境負荷を減らしていることになっているのかどうか定かではないため、まだ様子を見る必要がありそうです。
将来的には、導入費用が下がったり、電気自動車が普及したり、電気代が大きく上がったりすればオフグリッドの普及が進む可能性はかなり高くなるでしょうね。
そうなったとき、インフラとしてやってきた電力会社はどう舵を切るのか。
今後の動きに注目です。
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