【令和時代の資本主義攻略】価格の下がらない3つの希少資産を手に入れて賢く生きる
モノやサービスを湯水のごとく生み出してきた資本主義社会。
おかげで、私たち消費者はあらゆるものを低価格、もしくはタダで利用できるようになりました。
そうなると苦しいのはモノ・サービスを売る側で、既に満たされつつある消費者に対して何をつくればいいのか、どう売っていけばいいのか頭を抱えている企業が増えてきているのが現状です。
実際に、最近の消費者がお金をかけようとするものなんてほとんどがIT絡みのことで、他のもの(特にモノ)はもう頭打ち、といった感じです。
お金を借りて新しい事業をやろうという企業もどんどん減ってきて、金利もこれ以上下がらないというほど低い水準です。
ゆえに、資本主義の限界が近づいてきている、と言われるわけです。
しかしこんな現状でも、たとえ今後さらなるモノ・サービスの飽和が進んだとしても、変わらず価値を持ち続けるものが3つあります。
それらを解説し、どのように手に入れてどのように使っていくべきなのかについて言及します。
ひとつめは、食べ物です。
どんなに技術が進歩しようが、人は必ず食べ物を必要とします。
米、パン、肉、野菜、お菓子が必要なくなるなんてことはまぁ無いでしょう。(あったとしてもそのときにはもう人の悩みなんてほとんど解決されていることでしょう。)
人口がこれから減っていくにしても、作り手も同じように減っていくのでやはり食べ物の値段が極端に下がることはありません。
いくら効率化されていくと言っても、ユニクロで売られている服のように、季節に関係なく機械が毎日じゃじゃん作り出すことができない限り、食べ物は希少資産だと言えるでしょう。
もうひとつは、エネルギーです。
これは説明不要でしょうが、地球においてエネルギーは有限で、人が生きる限り必要とされるものなので、間違いなく希少資産です。
そして3つ目が、労働力です。
つまり、人そのものです。
人こそ工場でどんどんつくるわけにはいかないですし、特に日本では少子高齢化、人口減少が続いているため、希少資産と言えます。
ロボット化が進めば人間の労働力なんて必要なくなる、と言われてはいますが、一部の業界に限ったことで、多くの業界ではまだまだ人による働きが必要となるでしょう。
おさらいすると、飽和しきった資本主義社会でも価値が下がらないものとして挙げられるのは
食べ物
エネルギー
労働力
の3つです。
では、これらを手に入れる、というのはつまりどういうことか。
答えから言うと
農業
発電・発熱・蓄熱
健康維持
を行うということです。
さてどうでしょう。
これらを行っている人が今世の中にどれだけいるでしょうか?
ほとんどいないと思います。
まだ誰もこの希少資産に気付いていないからです。
では実際にこれらを行うとするならば、どのように行動すればいいのでしょうか。
勘のいい人ならわかるかもしれません。
生活コストの低い田舎で、農業・発電(蓄熱)をして食べ物とエネルギーを自給自足しながら健康的に暮らせばいいのです。
これで先ほど挙げた3つの希少資産がすべて手に入ります。
田舎で自給自足と聞くと、都会に疲れた人が行き着く生活スタイル、という消極的なイメージを持たれることもあるかと思いますが、このように3つの希少資産を最も簡単に手に入れるための非常に合理的な行動なのです。
農業の知識と経験を積むにはやはり田舎に住むのが一番です。教えてくれる人、資材が豊富にあります。
個人で発電するにはまだ少し難しいかもしれませんが、今のまま行けば家庭用蓄電池が低価格で手に入るようになるのも時間の問題です。
資本主義社会ゆえ、勝手に競争が行われてより高品質低価格なものが現れるのをただ待っていればいいだけです。
発熱はもうすでに個人でも簡単に行えるようになっていて、わが家も太陽熱温水器とロケットストーブで蓄熱&発熱してエネルギーを生み出しています。
土地や水、燃料を必要とする電気や熱を利用するにもやはり田舎が適地でしょう。
そして健康的に暮らす。これこそ田舎です。
人が溢れる街で朝早くから夜遅くまであくせく働いて、健康的でいられるはずがありません。
田舎でのんびり暮らしているうちに、これもまた勝手に「健康的な人」の労働力の価値が上がっていってくれるのです。
もしあなたが自己主張の強い人で自給自足で満足できなければ、農業で得た食材、発電で得たエネルギー、健康的な暮らしで得た労働力を人に売ればいいのです。
きっと他のモノ・サービスに比べれば高い値段で買ってもらえることでしょう。
こう考えると田舎暮らしがさらにワクワクしたものになりますね。
賢い人はこれに気づいて着々と準備を進めていますよ…。
(2022.8.31追記)
わが家は希少資産のうちのひとつとして挙げたエネルギーを、道具を使って発電・蓄熱するのではなく、沖縄という太陽エネルギーのおかげで年中暖かい地域に住むことで豊富に得るという道を選ぶことにしました。
沖縄移住のために労力と時間とお金を使うのもいわばエネルギー投資でしょう。
農業から大工の道へ進むため、一時的に食べ物への投資は実質止まることになりますが、農地は持ったままですし、5年間の田舎暮らしで培った農業の基本は今後も生き続けるはずです。
ちなみに大工への転身は、「希少な労働力」への投資です。
これらの投資が実を結ぶのはいつなのか分かりませんが、大きくは間違っていないでしょうし、家族が元気でそれぞれの過程を楽しめているのでその時点で良しとしましょう。
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