空き家調査は結構大変、という話


今年の夏から、国土交通省公募の「空き家対策の担い手強化・連携モデル事業」として地域の空き家の調査のために動いているのですが、思っていたよりやっかいだったのでそのことについて書いてみようと思います。

 

事業開始当初は、「地域の人に空き家がどこにあるか聞いて回って、現地調査してまとめれば終わりっしょ!」と考えていたのですが、いざ始まってみると

 

空き家の周りをウロウロしていると近隣の人が不審に思ってクレームが来るんじゃないか

 

とか

 

「ここは空き家」というのも個人情報なので、聞いてもそう簡単に教えてもらえない

 

とか

 

「定期的に様子を見に来て管理しているので空き家じゃない」と言われる(いや、空き家やろ…)

 

とかいう面倒な問題がどんどん出てきて、なかなか現地調査にこぎつけられないという現実がありました。

 

空き家調査事業というよりは、地域住民への根回し事業という感じです。

 

やっと現地調査を始める段階に来たのですが、おそらくこれからもそういった類の面倒な問題が出てくるのでしょう。

地域住民が地域のためにやってることなのに、なんでそんな警戒心持つわけ!?という想いもありつつ、始めたからには最後まで出来ることをやろうと改めて決意したのでした。

 

 

こんなこと役所にできるわけがないので、公募によって実施される事業としては意義のあるものになると思います。

訴えられたりしないよう、今後も慎重に進めます…。