ロケットストーブの暖房効率を左右する「外気導入」について


急に冬本番がやってきました。

2年連続で暖冬だったので、本来の冬の寒さを久しぶりに感じて恐れおののいております。

 

さてさて、わが家で大活躍中のこちらのロケットストーブですが、外気温が氷点下になってくるとさすがに効きが悪くなってきました。

 

その原因は、外気導入にあります。

ストーブを稼働させると、煙突からどんどん排気するわけですが、すると当然それと同じ量の空気がどこかから室内に入ってきています。

初冬ならそれほど問題ないのですが、真冬となるとその入ってくる空気が0℃近くになるため、ストーブを焚けば焚くほど室内の空気を冷やすなんてことになりかねないのです。

ストーブの周りの暖められた空気を吸って外に出し、外の冷気を室内に取り入れる…。

これでは0℃の冷風を出す強力冷房をつけながらストーブで暖をとろうとしているのと同じ。

 

こうならないために重要になるのが外気導入設計。

簡単に言えば、ストーブの近くに吸入口を設けてやるということです。

こんな感じ。

出典:http://www.tokyo-stove.com/constblog/?p=680

 

こうすれば、この管から外気が入ってストーブに吸われていくため、生活空間の暖められた空気は保たれます。

これをやるだけで暖房効率にはかなりの違いがあるはずです。

 

そもそも高気密住宅では、ストーブが空気を吸えないので外気導入は必須。
わが家は高気密とは程遠いので、わざわざ外気導入しなくてもストーブの稼働に影響がなかったのがあだとなりました。

 

というわけで、早急に外気導入のための吸気口を設置予定。日々勉強、日々進化です。