公開日:2021.1.9
最終更新日時:2021.1.9

ブルシットジョブ(世の中に必要のない仕事)について


ブルシットジョブ(BullshitJob)という言葉を知りました。

デヴィッド・グレーバーという人がこちらの本で使った言葉で、クソどうでもいい仕事と訳されています。

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やりがいを感じずに働いているのはなぜか。ムダで無意味な仕事が増えているのはなぜか。社会の役に立つ仕事ほどどうして低賃金なのか。

これらの謎を解く鍵はすべて、ブルシット・ジョブにあった―。

ひとのためにならない、なくなっても差し支えない仕事。その際限のない増殖が社会に深刻な精神的暴力を加えている。証言・データ・人類学的知見を駆使しながら、現代の労働のあり方を鋭く分析批判、「仕事」と「価値」の関係を根底から問いなおし、経済学者ケインズが1930年に予言した「週15時間労働」への道筋をつける。

ブルシット・ジョブに巻き込まれてしまった私たちの現代社会を解きほぐす、『負債論』の著者による解放の書。

 

おもしろそうなのですが、結構いい値段しますねこれ。

 

この度のパンデミックによって、”本当に必要なのか”ということが見直される機会が一気に増えました。(本来もっと早くから見直されるべきだったのでしょうが。)

実際に、少なくとも日本においてはかなり多くのブルシットジョブが無くなり、その恩恵を受けた人が相当数いたでしょう。逆に、ブルシットジョブに守られていた人たちは収入が減ったり職を失ったりしているかもしれません。

行政手続きの99%の押印が廃止されたのは象徴的でしたね。

 

押印と言えば銀行の仕事なんてまさにブルシットジョブのかたまりで、私がいた4年間は「え、これ必要…?」の連続でした。

どう考えても必要なさそうな仕事は私の独断でやらないまま放置して、いつのまにかその業務自体がなくなったこともありました。
上司に「この仕事やらなくてもいいですか?」なんて聞いたって無駄ですからね。後任のためにも、上司がなんと言おうと必要のない仕事は無視して葬り去るのが良いのです。

あれから数年前経ちましたし、さすがに今はかなり改善されていることでしょう。
とは言っても、役に立たない金融商品を売り続けるというスタイルは変わっていないでしょうけどね。

 

すっかり銀行批判になってしまいました。

 

 

同じように、どの分野でもきっとブルシットジョブに溢れているのでしょう。

そもそも1日8時間などと時間で管理し、月給で雇用している時点で無駄な仕事が発生してしまうのは必然的です。(”優秀な”雇われ人は、「やるべき仕事は既に終わったけど、期限は先なのでまだ終わっていないことにしよう…」と考えるし、雇っている側も「月給を払っているんだし、会社の利益にならないことでもとりあえず定時まで何かやっといてもらおう」と考えて帰らせない)

 

私の住んでいる安芸高田市でも、ブルシットジョブを無くしていこうと市長が奮闘しているところです。

 

 

こういう傾向になると、ブルシットジョブに守られていた人が「それで生活できている人たちもいるんだぞ!」と怒りだしそうですが、当然それは聞き入れられるべきではありません。なぜなら”ムダで無意味な”仕事は世の中にとってもプラスにならないからです。

どうせ仕事をするなら世の中のためになることをすべきで、それが見つけられないならその人は“仕事をする必要がない”のです。

これだけモノとサービスに溢れているのですから、仕事としてやることが無くなる人が出てきたって全然おかしくありません。

 

今はまだブルシットジョブが無くなり始めたばかりなので極端な話に聞こえるかもしれませんが、確実に求められる人だけが働く時代に変化していくはずです。

自分の仕事がブルシットジョブなのかそうじゃないのか、今年は真剣に考えた方が良さそうですよ。



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