公開日:2021.6.3
最終更新日時:2021.6.3

獣害に苦しむ農家は、冬に林業をやるべき


獣害対策については日々考えられているのでしょうが、一向に解決の兆しが見えてきません。

いろいろ調べてみて思うのは、やはり人と獣の棲み分けがうまくいっていないというのが原因なんですよね。

 

つまり、人が山に入らなくなったせいで

 

自然の山(獣の住処)→整備された山→まち

 

という間のワンクッションがなくなり

 

自然の山→まち

 

になってしまっているということ。

 

そりゃあ住処のすぐ外に豊富な食料があれば取りに来るでしょう、という話。

 

 

農業とはその方法によって大小はあれど、自然をコントロールしようとする行いなので、畑の中のことだけ考えればいいというわけではないのです。

気候はもちろんのこと、畑の外の環境、山の手入れまで視野に入れて初めて業としての農が成立するのではないでしょうか。

 

しかし現代の農業は、畑内でいかに生産性を上げるかという議論ばかりで、獣害対策についてはより頑丈な柵をすることが最善で、山の整備や狩猟は林業や国がどうにかしてくれるだろう、と他力本願になっている場合が多いです。

 

昔、百姓と言われる人たちは春から秋に農業をやり、冬は山に入って林業をやっていたそうです。(本当のところはわかりませんが…)

考えてみるとこれはとても合理的な働き方で、気候的に春から秋が作物を育てるには最適だし、木を切るには成長が止まって水分が少なくなっている冬が木材の品質を保つには最適なのです。

 

そもそも農業単体、林業単体で1年間仕事をつくるのには無理があるとも言えます。

冬の仕事をつくるために大金をかけて設備を導入して、それほど高くない農作物を育てるのはあまり賢いやり方だとは思えません。(実際に、補助金がないと成り立たない)

林業においても、自然相手に年中利益を生み出すのが難しいことは容易に想像できます。

 

であるならば、それぞれを組み合わせて両方がより良い環境になるように仕事を回すというやり方が健全なのではないでしょうか。

 



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