結婚相談所きっかけの結婚で幸せになれるとは思えない


ただでさえ結婚が減ってきているのに、ここ数年で人と会う機会が減ってさらに結婚できない人の数が増えていきそうですね。

そんな中注目されるようになった婚活アプリや結婚相談所。

はじめから結婚を前提とした付き合いをスタートできる、便利な代物です。

実際にこれをきっかけに結婚した人もたくさんいることでしょう。

 

でも、そうして始まった結婚生活が長く続くかと言うと、他の出会い方に比べて難しいのではないかと思っています。

 

 

なぜか。

 

ひとことで言うと、打算的だからです。

 

過去記事でも書いたことがありますが、打算的に始めたことというのは、状況が変わると気持ちも変わって冷めてしまいやすい。

「仕事は?」

「年収は?」

「貯金は?」

というステータスではじめに"人選"したせいで、その後いくら人柄が気に入ったのだとしても、最初に見た数字に変化があれば気持ちにも変化が現れるのは極々当たり前の話です。

そのステータスがなければそもそも選んでいなかったわけですから。

 

そして現に、そういう変化は結構あるのです。こんな時代ですから特に。

 

もちろん仕事やお金に関するもの以外の変化でもそうです。そういうときに、「どんなことがあっても一緒に歩む」という意志をお互いに持ち続けられるかというと、打算的な人選で始まった結婚では難しいと思うのです。

 

昔からあるお見合いもまさに打算的人選だと思われるかも知れませんが、あれは実質"家同士"の結婚を促すものなので、今の結婚相談所とは性質が違います。

恋愛結婚よりよっぽど長く続けられる(続けざるを得ない)方法かもしれません。

家族のメンツ、家系、というような概念が薄れゆく現代では流行らないでしょうが。

 

 

じゃあどうすれば今の時代に結婚(生活)がうまくいくのかという話ですが、結局はそれぞれの意識の問題だけだと思います。

本人が「何があっても一緒に歩む」と決めてさえいればスタートが何であっても良いはずで、学生時代の知り合いでも、同僚でも、友だちの紹介でも、それこそ打算的人選でもうまくいくでしょう。

 

ただひとつ言えるのは、「何があっても一緒に歩む」と決められるようなまともな結婚観のある人は、結婚相談所にお世話になる前に良い人をつかまえて結婚しているはずだということです。

 

 

という結婚8年目になる私の持論でした。