公開日:2021.12.28
最終更新日時:2021.12.28

すべての物の値段はゼロに近づいていく


これからの時代、何に価値があるのかという話。

 

いわゆる「物」はすべて、いずれ大量生産が可能になってひとつあたりの価値は下がっていきます。さらにはインターネットや物流の発達によって個人でも簡単につくれる仕組みが出来て、販売物としての価値はほとんどゼロになる。あらゆる物が「あって当たり前」という状態です。

我々はすでに「物は安くて当然。タダで当然。」だと思ってしまっているのです。

 

その結果、薄利多売でやっていける体力のある大企業だけが生き残っていくということになります。

これが今の社会。

 

でもそれは物に関してだけ言えることで、価値が下がらずに、むしろ逆に上がっていくものがあります。

 

それは、新しい経験です。

 

(普通じゃない)旅行、キャンプ、音楽ライブ、VRなどなど。

 

今我々が喜んでお金を払うのものは大抵そうなっています。

つまり、売ることを考える人は「新しい経験を売る」という意識を持つべきだということです。

 

音楽業界はわかりやすくて、CDだけでは利益が出ないので、楽曲自体はYouTubeでタダで聴けるようにして、ライブチケット、すなわち音楽を目の前で演奏して(お揃いのグッズを身につけて)みんなで盛り上がるという新しい経験を売る方向に切り替えたわけです。

 

他のものづくりも同様に、物をそのまま売るのではなくて、それを使って何か新しい経験をしてもらうことを考えないと今後利益を出し続けることは難しくなるでしょう。

楽器を作っているなら教室をセットにするべきだし、野菜を作っているなら収穫やレシピをセットにするべきだし、服を作っているならそれをお披露目できるパーティーとセットにするべきです。

楽器や野菜や服を、手間がかかっているからという理由でいつまでも十分利益が残る値段で買ってもらおうとするのは時代にそぐわないため、売れずに苦しくなる一方です。

中小企業や個人事業主は、いかに早くそれに気が付いて方向転換できるかが今後生き残っていけるかどうかの分岐点になると思います。

 

 

…というのはあくまでもビジネスをどうしても続けたい場合の話。

実際の社会は、新しい経験なんてものにいちいちお金を払ってくれる人がどんどん減ってきているようなので、そもそもビジネスで稼ごうとすること自体時代錯誤のような気がしています。

結婚式に大金を払う人が減っているのもそういうことなのでしょう。寂しい社会になったと言うべきか、消費者が賢くなったと言うべきか…。



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