ファイナンシャルプランナーは人の役に立たない


私はファイナンシャルプランナー2級の資格を持っているのですが、はっきり言ってファイナンシャルプランナーという資格が人のためになる(仕事に役立つ)と思っていません。

なぜなら、ファイナンシャルプランナーは保険や投資商品といった必要のないものを販売することでしか自分の利益を出せないからです。

中には必要のある提案もあるかもしれませんが、それらだけでは手元に入るお金はバイト代程度にもならないはずです。ファイナンシャルプランナーという肩書きで稼いでいる人ほどお客さんに必要のないものを提案していると言ってもよいでしょう。

要するに、話術によってお客さんの中に(別に考えなくてもよい)不安を生み出して、その不安の処分費用をいただくお仕事です。良くてもプラスマイナスゼロです。

 

お客さんから販売手数料を取るのではなく、保険屋さんなどの業者側から紹介料を取るというやり方もあるようですが、紹介する必要のない業者を利益のために紹介するかもしれないことを考えればそれも本質的には同じです。業者に丸投げするだけで利益を得ているという見方をすれば、より悪質だとも言えます。

また、家計の無駄を削る提案をすることでその削られた一部を利益として得るという方法もありますが、それこそ仕事として成り立つ額にしようと思うと善意だけで提案し続けることは不可能でしょう。

 

ファイナンシャルプランナーが唯一役に立つのは、富裕層の資産管理業です。お金の管理をするのが面倒になった(そのぐらいお金持ちになった)人の代わりにより良い資産管理の方法を考えて実行するという仕事です。

ただしそれが仕事として成り立つのは超がつくほどの富裕層相手だけですし、それだけの信頼関係を築ける場合だけですから仕事として全く一般的ではありません。さらに言えばそういう役割は税理士さんが担っていることがほとんどです。

 

結局ファイナンシャルプランナーの知識は世の中の金融商品がいかに不必要なものかに気付くためだけに存在していると考えるべきでしょう。

税金に対する知識も多少増えますが、それによって人より大幅に得をするような制度があるわけでもないのでそれほど重要とは思えません。ローンの怖さなどというものも、わざわざ資格を取らなくても少し考えればわかることです。

 

というわけで、ファイナンシャルプランナーという肩書きの人には気を付けましょう。国もなぜこんな資格を国家資格にしているのだろうか…。