学校で「努力への耐性」をつけることは重要か
こんな主張を見つけました。
気をつけてください。かつて神童と呼ばれていた子を知っていますが、その子は「学校でやることは全部つまらない」と言って周りから距離を置かれ、努力を知らないまま育ってしまい年齢が上がるにつれて学力が下がっていきました。今勉強の楽しさと努力への耐性を身につけておくのをおすすめします。
— フリスク中毒のヘイ・ヤー@綾野辻子ガチ恋勢 (@hey_ya_frisk) March 11, 2022
要するに、やりたいことばかりやっていると努力することを覚えないから将来ダメな人間になるぞ。ちゃんと学校に行って、多少嫌なことでも頑張れるように訓練しておくべきだ。ということでしょう。
これと同じ考えを持つ人は多いと思います。
さて、この考えは正しいでしょうか?
お察しの通り、私は正しいとは思いません。
そもそも努力に耐性なんていりません。努力とはやりたい事のために時間と労力をかける行為だからです。別にやりたくないことのためならそれは努力でなく奴隷です。
「やりたくないことでも我慢してやらなくては社会で生きていけない」と多くの人が考えるでしょう。確かに経済発展し続けていた時代ならそうだったのかもしれません。替えのきく工業的な人の方が安定した生活を手に入れられた時代だったからです。
でも今は違います。そういう人からまず給料が減らされ、最終的に機械に仕事を奪われる時代です。
「やりたくないことでも、”その先のやりたいことのためなら”我慢してやらないといけないこともある」
というのが現代の正解でしょう。その我慢も本人にとっては大した我慢に感じないのが理想的。
とにかく頑張ることだけを努力だと勘違いして育ち、大人になってから何のために努力すればいいのかわからなくなるのが1番悲惨ですね。でもそれってありがち。
学校ではそんなこと教えてくれませんからね。親がそれを教えてあげられればいいのですが、親もやはり誰にも教わっていないので子どもに教えられない。そこに気が付いた親に育てられた子はラッキーですね。
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