「考える時間」がほとんどない人多すぎ


現代人の睡眠不足が深刻、などと言われるが、それと同じぐらい考える時間不足も深刻だと思う。

考える時間というのはつまり、目の前のこと以外のことに考えをめぐらせる時間。ふと抱いた疑問とか、自分の将来とかそういうこと。

サラリーマンなんて目の前の仕事のことと週末やることぐらいしか普段考えていない。あとはテレビかスマホを見て思考停止している。そうなってしまうとそこから抜け出すのはなかなか難しい。だって考えないのだから。

本や映画の感想として「考えさせられる内容だった」という言葉を使うのはまさに普段の無思考具合を表している。

そもそも無思考状態から抜け出す必要があるのか、ということについては、今の日本の状況を見ればわかる。

 

本来は、いわゆるモラトリアム期に考える癖をつけなくてはいけないのだと思う。本を読んだり偉人の話を聞いたりして、それらをちゃんと自分の脳にめぐらせる時間を持つことが大事。しかし日本の大学生のほとんどは単位取得と遊びとバイトに忙しいらしく、それではサラリーマンと何ら変わらないのでモラトリアムの意味が無い。お金の無駄。

きちんと勉強したはずの人でさえ、働き出したとたん無思考になってしまう人が大勢いるのだから、普段から常に考える癖をつかておかないといけない。ワクチン摂取がよい例。

かく言う私はバイトは単発のものだけでとにかく暇な大学生だったので、考える時間はたっぷりあった。サラリーマンである今も、こうして記事を書くことを習慣にするほどには考える時間を持つことができている。ワクチンも打っていないし。

考える時間のある人と無い人の差はどんどん広がっていく。結果的にどちらがより幸せかは抜きにしても、考えて動いている人の方が周りのせいにしたりせずに穏やかに生きていると思う。考える時間があってもそもそも考える頭がない人もたくさんいるけど。

今やちゃんと考える人は少数派になってきているので、仲間を探すのもひと苦労。