去る者の助言を聞くべし


日本の文化としてあまりない気がするのですが、去る人に対して助言を求めるのってすごく有意義なことだと思います。

なぜなら、去る人=「内部のことを分かっている、かつ利害関係がない」という稀有な存在だからです。

 

去る理由となったことだけでなく、それ以外の様々な気付きをはっきり言えるのは去る人ぐらいしかいないでしょう。

内部の人は気付いていても立場を考えて言わなかったり、面倒なことにならないように避けていたりするものですから。

 

去る人からの意見聴取は数十回の会議よりも価値のある行為だと思いますね。

 

去られる側としても「どうせ去られるならもらえるもの全部もらっておこう」という気概で対応したほうがいいですよね。

役に立たなさそうな助言であれば無視すればいいだけなので、損はありません。

 

一番良いのは普段から気付きを余すことなく共有して改善する関係を築くことなのですが、それは日本人が苦手とするところですね。

退職代行サービスが流行るぐらいですから…。