『GO WILD -野生の体を取り戻せ!- 』想像以上に良本だったのでレビュー

2017.1.19


こんにちは。

雨ですね。晴耕雨読ですね。読書ですね。
ということで、タイトルに惹かれて買った本がかなり良かったのでご紹介。
 
 

『GO WILD -野生の体を取り戻せ!- 』

タイトルの通り、人間だって動物でしょ。野生の部分をもう一度思い出して僕たちには何が大切なのか考えようよ!っていう内容です。

文明に飼い馴らされた生き方は、もうお終いだ。
この帯だけで買っちゃう!

一家だんらんにも通ずる箇所がたくさんありました。野生といえば生きること、子孫繁栄ですからね!家族を大切にするってのも、もちろん野生の体を取り戻すってことでしょう!
では、本書で私が「うんうん!その通り!」と頷いた部分をご紹介したいと思います。
 

どういうわけかわたしたちは、あれやこれや面倒なことをしなければ幸せになれないと思い込んでいるらしい
本棚に収まりきらないほどの自己啓発本を読み、いくつものジムの会員になり、ロケットも打ち上げられそうなほどの機器一式と遠隔測定装置で健康を管理し、新聞の健康欄に毎日目を通し、病気や怪我のサポートグループに入り、朝に晩にカロリー計算をしなければ、幸せになれないと思っている。

 
 
あー、ほんとにそのとおりですね。起きておしゃべりしながらご飯を食べて、散歩に出掛けて昼寝して、本を読んでお弁当食べて夜は友だちと集まってわいわい…それだけで私たちは幸せでいられるんじゃないでしょうか。

 「それをするには仕事しなくちゃいけないだろ!!」と怒られるかもしれませんが、こんな生活をするのにどれほどのお金が必要ですか?週に二日朝から晩まで好きでもないことをして働かないといけないほどのことなんでしょうか。

 自分が本当に求めていることを考えれば、もっと簡単に幸せな時間は手に入るのではないかと思います。

 
さらに言えば、食べていくための仕事なら食べるものをつくる仕事をすればいいんです。農業をやりましょう。笑
まあその話しはまた別の機会に。

 
さらに食事についてのこの部分。
 

たしかに理想的な食事の原理原則は、この1000年間に蓄積した文化的な知識に基づくものだ。わたしたち個々人には、そのすべてを把握することはできない。すべてのカロリー計算をし、ラベルを読み、必要な栄養素について一日当たりの推奨摂取量(RDA)を総計したりするのは不可能だ。こうして見えてくるのが、まさに進化が人間に用意した状況である。体の複雑で高度な要求、とりわけ脳の要求を満たすためにわたしたちにできるのは、せいぜいバラエティ豊かなものをたべることだけだ。だからこそ、人間は進化によって多様さを好むようになっているのである。

 
とてもシンプルでわかりやすい。理論や数値を並べる健康書籍なんかよりよっぽど真を語っていると思います。簡単に食べられる加工品は絶望的に多様性が欠けている。というよりも、味が濃いからすぐに脳が満たされてしまうんです。体が満足する前に。もっといろんなものをもっともっとたくさん食べましょう。

 
このほかにも脳や睡眠、自然との関わりについてとてもわかりやすく書かれています。今の暮らしを見直すきっかけにおすすめです。

 

「すべての動物は人間より賢い」…(中略)「わかった、わかった。でも、フクロウがそんなに賢いのなら、なぜ家を建てたり、自動車やコンピューターを作ったりしないんだ?」生物学者は即座にこう切り返した。「賢いから、そんなことする必要はないんだ」

 
…しびれました!!
 
さあ、野生の体を取り戻そう。


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