移住先で“私たちだからできること”を考えよう
移住を検討している人と話すなかでとてもいいことを聞いた。
「せっかく違う環境から移住しても、そこで地元の人たちと同じことだけをして過ごすのはその地域にとってメリットが少ない。ただ人口が1増えただけになっちゃう。」
んー、確かにその通り。移住先で農業をできる環境がある、だからそれを頑張る。これだけでは手のかかる新人農家が現れただけでほぼ何も生み出せていない。
だから、自分が都会に住んでサラリーマンとして働いて何を学んだのか、そしてこれから移住するまでの間に何をしておく必要があるのかをしっかり考えておかないともったいない!
そうして自分の経験を整理しておくことで、移住先でもその経験を生かせるタイミングにちゃんとアンテナが反応するようになるはず。
ってなわけで考えてみました。
これまでの仕事で習得したこと
新卒で銀行に入って、現在で約3年半。
資産運用の知識
保険全般の知識
FP2級取得
営業経験
融資業務
「学校では学べないお金の知識をつけたい」と中学生の頃から考えて、大学では経済学部、就職先もお金の全般を学べる銀行を選んで得たこの経験は大事にしたい。
特に身に付いたのは常に収支を意識すること、長期的な目線を持つこと。こう見ると銀行特有のすごい保守的な…
いやいや、長期的な目線でゴールを見据えて収支について考え続けることは農業にももちろん必要。
そのせいで行動に移しにくいことがあることも否めないが、そこは行動派の妻が助けてくれる。
行動しながらでも常にちゃんと目的に向かっているか、(いろんな意味での)収支状況に問題はないかとチェックし続ける。楽しいんだなーこれが!
「若い」という武器
これは自信を持って言える。移住者の中では一番若い。就農者の中では断トツで若い。この「若さ」というものは田舎ではそれだけでかなりの武器になる。
考え方が若いという武器
つまり、常識に捕らわれない柔軟な発想ができる。
農業などの、従事している人たちの平均年齢が高い業界はどうしても思考も古いままになってしまうと思うんです。
そこに新しい風を吹かせるというのは26歳という年齢で移住する私たちにとって求められる働きだと思います。
ITリテラシーの高さ
これも若さに不随する能力です。
実際に、移住先でお世話になる農業法人から「うちの会社はまだホームページがないんです。ホームページで仕事ぶりを見てもらったり、野菜を買ってもらえたりしたらもっと良くなると思うんですけどできませんか?」
という声をかけていただきました。もちろんやらせていただきます!
偶然にもこうしてサイトを運営している経験がさっそく移住先で生かせそう。
どうせならこの一家だんらんのサイトから宣伝して人を集められるぐらいのものに成長しておきたい。力のある農業法人とタイアップできるなんて考えるとわくわくしますね!
発信力も重要な武器。人と違うことをしようとしているなら発信しないとほんとにもったいない。挑戦する自分自身を発信しながら、その地域の普通じゃない部分を一緒に伝えられたら地域のためにもなるはず。
自分が若いと周りも若い。連鎖して若い力を田舎に呼び寄せることだってできるはず!
夫婦で移住する
男女という組合わせ。男性目線・女性目線の両方から、それも若い考え方で、ものごとを分析できるのでこれは強い。オールマイティー。
ゴールは一緒でも、ときには繊細に、ときにはダイナミックに進めていけるので重宝されるはず!というのはうぬぼれでしょうか。
今日のまとめ的な
もっと移住者であるという自覚を持って、地域に恩返しできるように移住者レベルをあげておこう!
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