築80年空き家リノベーション計画【一家だんらん御殿】

2017.4.20


こだわりたいところ

古い空き家だからといって、汚いところを「これも趣があっていいじゃない♪」で妥協したくない。都会に住んでいる人が遊びに来たとしても、「わー!素敵!住みたい!」と思うような家造りをしたいと思っています。

そこで大事なのは清潔感。古くても、素朴でも、きれいであれば都会の家よりもずっと住み心地のいい家ができるはず。

そのために今考えている改修でこだわりたいところを挙げました。
 
 

風呂はでっかく

当方身長が180cmあるためシステムバスでは足を伸ばして湯に浸かれない。妻は148cmでゆったりなのですが…

肩まで浸かれば膝が出るので、丸まって横向きになって入っているのです。かわいそうじゃないですか?

理想
ジャブーン「あ゛ぁ〜、生き返るぅー!」

現実
チャプン「ふぅ…。よいしょ……あったかい。」

かわいそうじゃないですか?

というわけで、お風呂にはこだわりたい。

その他の条件としては、

換気、採光のために窓をつける

きれいが保てる素材でつくる(掃除がしやすい、カビにくい)

現在浴槽と床、壁の素材について勉強中です。
   

無垢フローリング

日本家屋だしやっぱり木でつくりたい!無垢の良さは木自体が調湿してくれるところ。そして断熱の効果もある。家が呼吸しているってやつですね。裸足で歩いても、寝そべっても気持ちがいい家にしたいです。

今のマンションの床はペラッペラの偽物木材。コンコンッと叩いたときの音の安っぽさにはほんと嫌になります。見た目だけきれいにされた、死んだ木材でできた箱に住んでいると思うと今すぐ引っ越したくなってしまいます。
 
 

水回りはシンプルに

ポイントは掃除のしやすさ。つまり清潔感。水回りは白っぽいものが中心になることもあって特に汚れが目立ちやすいので、簡単にきれいを保てるつくりを心がける。

まずトイレ。今流行のタンクレストイレにしたい。タンクがない分広くできるし、洗面台の掃除がいらない。凸凹がほとんどないのでササッと拭くだけで便器のきれいが保てるのは魅力的。

次に洗面所。

これも最近見付けた実験用シンクなるものでシンプルに。ごちゃごちゃとものを置く棚なんかいらない。石鹸とコップと歯ブラシとひげそりがあればいい。最近のシステム洗面台は大きくてごちゃごちゃしすぎているせいで洗面所が狭いと思いませんか?

そしてキッチン。

洗面所と同じくごちゃごちゃしているのは嫌なので、壁に板を取り付けるような構造なっている、シンク、コンロの下がフリースペースの簡易的なキッチンにします。結構おしゃれなのがあるみたいで選ぶのが楽しみ。

あと重要なのが高さ。今のマンションのキッチン、というかシステムキッチン全般は私にとって低すぎるのです。腰より低い台の上でで洗い物はしんどい。簡易キッチンなら高さも自由に決められるのでベストな高さで設置したい。
 
 

床暖房を導入する

田舎の家は冬がとにかく寒い。寒さに弱い私たちにとって暖房設備はかなり重要なのです。ここは文明の利器に頼って、田舎の日本家屋でも寒さに凍えることのない一家だんらん御殿にします。

床暖房とひとくちに言っても種類がいろいろあるみたい。ここはお金をかける部分なので、しっかり下調べして決定しよう。

 
 

出来ることは自分たちでやる

改修費用として500万円に抑えるという目標にしています。普通に考えて、「大規模修繕要」とはっきり明記されている空き家のリフォームが500万円で済むとは到底思えません。

ですので、いかに自分の手でお金をかけず造り上げるのかが重要です。時間をかけて、協力者を募りながらたくさんの人が“暮らしにきてくれる”家にしていきます。