サラリーマンに問う、「それ、家族にも勧められる?」

2016.12.12


サラリーマンであれば必ずぶち当たるこのテーマ。
私も銀行で働いて例のごとく悩み、そして乗り越えるために別の道を歩むことを決めました。

とてもシンプルな問いで、答えもはっきり出ているはずなのに行動に移せない。
とてもよくわかります。

 
 でも、しんどくないですか? 

もう一度このままでいいのかぜひ考えてみてください。
 
 

あなたが取り扱っている商品は本当に「良いもの」ですか?

純粋に、あなたの会社で売り出しているモノ、サービスは世の中をよくしてくれているでしょうか。

 
これにはもちろん即答でイエスですよね?

 
答えがノー、もしくは迷うようであれば即刻やめるべきです。

世の中のためにも、もちろんあなたのためにもなりません。これ以上状況が悪くなる前に躊躇せず他の道をさがしましょう。

 

「良いもの」であればベストでなくてもいい

競合がない商品などほとんどありません。他社の商品と比べて自社の商品が劣っているなんてことは当然あり得る話です。
こういう場合は特に世の中を悪くしているわけではないので、あとは自分が納得できるかどうかだけの問題です。私はここで納得できなかったわけですが。

「他社の商品のほうが優れているけど、自社と商品を信頼してくれているんだ」
と考えることができればきっとあなたはこれからもその会社で優秀なサラリーマンとして活躍できるでしょう。
 
 

銀行員である私の場合、そうはいかなかった

銀行で販売する金融商品は、
運用会社の投資信託、保険会社の保険、証券会社が取り扱う株、債券など、全て別会社のもので、銀行はあくまでも代理販売を行っているだけなのです。

売るものが自社の商品じゃない。さらに銀行員がそもそも運用会社や保険会社のことをよく知らない。
そしてとどめは運用商品の最終的な良し悪しを決めるのは金融市場、という現実。

 
自社を信頼されても困るのです。こっちだって市場頼りなんですから。
販売担当者も何を信用して勧めればいいのかわからなくなっているのがリアルな現場です。
 
 

最終的には「家族にもそれを勧められるか」という問題

1番失敗してほしくない家族にも自信をもって勧められるかどうか。
つまり、自分の知る限りベストなものを取り扱っているかどうかです。もしサラリーマンでこれを叶えられている人がいればすばらしい。ぜひともその商品を売りまくってほしいです。

「家族には他のを勧めるな…」と思ってしまっている人は、「家族は家族、客は客。」と割り切って生活のために働き続けるロボットにならなければ精神的にやられてしまうでしょう。

簡単に割り切ることができればいいですが、真面目な人ほどそうはいかないものです。同世代の人と比べて高い給料をもらっていたとしても、それだけではもたないでしょう。私がそうであったように。
 
 

納得できる会社と奇跡的に出会うか、自営業か

一回や二回の転職でそんな奇跡の出会いができる人はごくまれでしょう。
そうなると、残るのは自営業の道です。自営業と言うと、とてもリスキーな選択だと思われがちですが、今はもうそんな時代ではありません。誰でも簡単に最新情報を入手でき、発信することができます。

 
そんな恵まれた時代に生まれたことに感謝して、自分にとってよりよい選択肢はないか、もう一度問いかけてみてください。