「うちの家族は最高だ!」わが家の教育方針
勉強しろと言わない
三人兄弟の上二人は勉強ができるほうで、二人とも国公立の大学に入ることができました。
でもそれは自分で勝手にやっていただけで、決して親にやれと言われたからではありません。塾にも通ってません。
むしろ必死に勉強していると「なんでそんなに勉強してるの?」と言ってくるほどでした。
父はよく「塾になんか通う時間とお金があるなら家族そろって焼き肉に行こう」と言っていました。こんなこと言える親はなかなかいないでしょう。超かっこいい。
上二人は、と言いましたが、一番下は勉強を全然しませんでした。目立ちたがりで、学校でもふざけてばかりでよく先生に怒られるようなタイプ。それでも父と母は勉強しろと言いませんでした。
むしろ、「お前は大物になる」とか「お前がいるからうちはおもしろい」「三人目をつくってよかった」とべた褒め状態。
そして私と兄も「確かにそうかもな」なんて思ってしまっているから救えない。
おめでたい家族です。
熱を出すやつはへなちょこ野郎だ!
うちで体調を崩すとひどい扱いを受けることになります。と言っても家事をさせられたりボコボコにされたりするわけではありません。
ただただ布団に入って寝ていないといけないのです。
走ったり跳んだりゲームしたりテレビ見たりと、いろいろと動き回っていたい年頃の子どもたちにとってはこの上ない苦痛。
「自己管理ができないと何もできなくなる」という恐怖を子どものときからこうして教えられてきたのです。
家によっては体調を崩すと学校に行かなくてよくて、テレビを見ながらゆっくり寝て甘やかしてもらえるというところもあるらしい。
そんなことをするから子どもが仮病を使ったりするんだ!うちでは体調を崩しかけたら、自分からどうすれば回復できるか本気で考えるし、熱なんか出してたまるか!という気持ちを常に持っていました。
そんなわけでもちろん皆勤賞です。
バイトしなくていいぐらいお小遣いをあげる、でも社会人になったら家を出て自立すること
「お金のためにバイトするぐらいならその分お小遣いあげるからもっと有意義なことをしなさい」という考え方でした。
実際に私は学生時代バイトをせずに、もういい!と思うほど自由な時間を満喫しました。毎日「今日は何をしようかな♪」とワクワクしながら過ごす日々。周りがバイトをしている間にいろんなことを考えて、いろんなことを調べて試して楽しんでいました。
そんな暮らしなので、少し周りから見ると変わった人間に映っていたかもしれませんが。
とにかく社会人になるまでは自分のために使える時間をたっぷり与えてもらいました。それがあったからこそ、社会人になってからは家族のために時間を使いたいという気持ちが強くなったのかもしれません。
社会人になって自分で稼ぐようになると、改めて親が自分たちのためにどれだけ尽くしてくれていたのかを思い知りました。
そして、「くっそぉー!親すげぇ!!親孝行してやるー!!」という気持ちになってくるのです。
結局親の自慢ばっかりになってしまいました。
よその家族の自慢を聞きたい。「うちの家族こそ最高だ!」という人に会いたい。そういう人がたくさんいる世界にいたい。
一家だんらん、今後ともよろしくお願いいたします。
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