田舎の優良企業が社会を変える!
エラベル2015さんよう版「優良企業ガイド」に、移住先でお世話になる工務店さんが掲載されていて、その記事がとても素敵だったのでご紹介させていただきます。
田舎だからこそ新しいビジネスチャンス
若い学生のみなさんは田舎の企業には見向きもしないかもしれません。しかし、田舎には田舎の良いところがたくさんあり、田舎にしかない資源があります。
街中とは違い、のどかな田園風景。
人と人の距離が近く助け合う風土なども、とても大切な資源ですが、ビジネスにおいても、価格が安く、取得するのが比較的安易な土地は、新しいビジネスチャンスを創造できるのです。
もちろん人の集まるところというのは大きなお金が動きやすいし、ビジネスを展開する上では有利でしょう。
しかし、それだけ競合する相手もたくさんいるので、体力が必要です。
今の時代、そこに飛び込んでいくというのは賢い選択とは思えません。
それが田舎では、まず人が少ないため、さまざまなものが余っている状態です。言葉は悪いですが隙間だらけです。
それほど体力がなくても挑戦できるビジネスのチャンスが転がっている、と捉えられるのではないでしょうか。
その場所自体に人は少なくても、今はインターネットがあります。どれだけ田舎であっても世界中と簡単に繋がれる。田舎でチャレンジする人にとってはかなり恵まれた環境ですよね。
田舎で賢く働き生きていく
都会でバリバリ働き、たくさん稼いでどんどん遊ぶ。田舎では考えられないほどの収入を得る。そんなハードワーク、ハードライフもひとつの選択だと思います。決して否定しません。多くの若い人が憧れるでしょう。
しかし、これからは今までの常識が通用しなくなる時代。正解はひとつではないのです。
考える力で乗り越えていくべきです。
ハードワーク、ハードライフは若いうちに一度経験することは決して悪いことではないと思います。
そういう生活を経験した上で、田舎での賢い暮らし方を実践することこそが本当に価値のあることだと思います。
ハードがあるからスローが生きる
現実問題、都会でバリバリやるような仕事は新卒採用でしか選択できないことが多いです。
学生にとって、新卒で入る会社は一生を決めるというぐらい重要で、危機感を持って就職活動に挑んでいるので、「新卒でしか入れない会社に入らなくては」という意識を持っています。
これはあながち間違った選択ではなくて、若いうちだからこそできる都会でのハードワーク、ハードライフも大切だと思うのです。
それを経験したからこそ、人間らしい、持続可能な暮しの良さを心から感じることができるのだと思います。
仮に初めから田舎で就職して、それがどれだけ恵まれた環境の企業であっても、「都会に行けばもっと稼げてもっと刺激と夢のある生活が送れたのでは」といずれ考えてしまうかもしれません。
しかし、そう気付いてから都会の大企業に入ろうとしても恐らく不可能でしょう。
それ以降、その後悔を抱えたまま田舎で暮らすという、その人にとっても地域にとっても非常にもったいない結果になってしまいます。
都会から田舎は道として不可能ではないですが、田舎から都会は新卒のタイミングでないと難しいのです。
ですので、今回ご紹介させていただいたような田舎の優良企業の方々には、ハードワーク・ハードライフに疑問を感じてきている人たちに向けて、ハードを知った上でのスローの価値というものを今後ももっともっと発信していってほしいと思います。
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