【99%実話の物語】大富豪アニキの教え―兄貴(丸尾孝俊)著が想像以上にいい本だった

2017.1.19


ブックオフでなんとなく手に取ったこの本。

タイトルにかなりの胡散臭さを感じながら、中身をパラパラと呼んでみると

「めっちゃいいこと書いてるやん!!」

と感動して即購入。
 
 

本のあらすじ

31歳のごく普通のサラリーマンが、バリ島に住む関西弁の日本人大富豪の兄貴こと、丸尾孝俊という人に会いに行って、豊かになるための教えを請うというお話。

 

“兄貴”のプロフィール

1996年、大阪府生まれ。3歳で母親と離別。食べるものに困るほどの「極貧」時代を過ごす。中学を卒業後は、看板屋に住み込みの丁稚として就職。

その後、運送会社や、吉本興業(株)などを経て、20代後半で、単身インドネシアのバリ島に渡り、事業を開始する。

多くのインドネシア人にお金を貸しているうちに、気がつくと自分がほぼ無一文に。

そこから、奇跡の大逆転をし、不動産デベロッパーとして大成功。

バリ島での資産は圧倒的で、現地関連会社29社を所有し、現地人従業員は5300名を超え、自宅がなんと25軒、さらに800ヘクタールの土地を所有する世界レベルの大富豪。

地元の人々に、学校、病院、サッカー場などを寄付するだけでなく、アスファルトの舗装、伝統芸能の楽団を維持・運営するための資金を援助、52人の孤児の里親になるなど、今でも困っている人には惜しみなく手を差し伸べる。
 
 

兄貴の教え

物語の中で主人公は、兄貴に豊かになるための25の教えを受け、人生を変えていくのですが、どの教えも本当に大切で、ひとつひとつがガツンと来る。

ここではその中のはじめの3つの教えをご紹介します。
 

【つながり・ご縁・絆】

「相手がな、『自分のことを大切にしてくれていると感じたとき』に、お互いが、つながるわけやろ。いっちゃん(教えを請うこの本の主人公)だって、そうだったはずや。

『自分が、今、大切や』と思うとる人を、思い出してみるとわかるはずやねん。

その人はな、すごい人でもなく、優秀な人でもなく、かっこええ人でもなくな、『自分を大切にしてくれていると感じさせてくれた人』だったはずやろ?」

【兄貴の教え1】
一番大切なのは「相手を自分ごとのように大切にする心」

 

【お金の使い方】

「俺の場合はな、最初からの見返りはあてにしていない。けれど貧乏だった昔も、今もな、ボーボーおごり続けとるわけや。

たとえば日本にいるときから、そうや。メシでもなんでも、後輩が20にんぐらい集まっちゃっても、ずっとオレが全部おごり続けとるんや。すごいときなんかは、おごりすぎて、給料日の3日後に、1カ月分の給料がなくなったで。」

「『神様貯金』だと思っていればええんやて。どっかから、誰かから、いつか返ってくる貯金だと思って、後輩にボーボーおごってやればええねんて。

それでな、やると決めたら、ボーボーやるんや。するとボーボー返ってきよるから。それで、気がついたら、大富豪やねんて。」

【兄貴の教え2】
相手のために、お金を使い続ける

 

【童心】

「大人ぶらずにな、自分に正直に『童心』を出したらええねんて。

自分の『童心』とか『好奇心』を大切にするんやて。いろんなことに興味を持つ。『そんなことは大人がすることではない』なんてな、大人ぶってはいけないんや。

童心を大切に温存し続けている大人というのは、元気やし、覇気があるし、人に好かれるんやて。童心がない大人にはな、やっぱり成功もないんや。」

「せやからな、自分の『目』が、今、キラキラしてますか?ってことやねん。のう?」

【兄貴の教え3】
自分の「童心」を取り戻せ

 

いかかでしょうか。

自分はできていることがひとつでもありましたか?

ひとつもないのであれば、今のままでは本当に豊かな暮らしを手に入れるのは難しいかもしれません。

でも、この教えひとつひとつ、簡単で、すぐできることじゃないですか?

それがこの本のいいところ。

「計画を立てて取り組み、見直し、改善していく!」

なんて言うのがよくありますが、結局それは目の前のことを「うまくやる」ためだけのものであって、根本的な解決方法ではありません。

それに対して兄貴の教えは気の持ちようを変えるだけ。

行動を起こす前の、もっと手前の気持ちの部分の話なので、とっても大切!

こんな教えが25個もあるのですから、ひとつずつ実践してみれば未来がガラッと変わるはず!

内容も普通におもしろいので、おすすめです。

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