【映画】ザ・トゥルー・コスト〜ファストファッションのレビューと「手編みのマフラー」
皆さんは、主にどこで服を買っているでしょうか。
利用してませんか?
ファストファッション。
UNIQLO
GU
しまむら
GAP
H&M
どれも一切買ってません!という人は優秀ですねー。
そもそも、ファストファッションって何なのでしょう?
Wikipediaによりますと、
ファストファッション(fast fashion)とは、最新の流行を採り入れながら低価格に押さえた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態のこと。
だそうです。
信じられないほど安く、カッコイイもの、かわいいものが手に入るとなればそりゃあみんな買いますよね。
だからどんどん「最新」をつくってどんどん売る。
そのおかげで、UNIQLOの創業者である柳井正さんは長者番付見事1位です。
サラリーマンとは比べ物にならない金額の税金を納めてくださっています。
あなたの服の本当のコスト知っていますか?
この映画のDVDパッケージに書かれているこのメッセージ。
まさに、この映画で学ぶべき最大のポイントです。
大量生産・大量消費が当たり前になってしまっていますが、消費者として「安くて見た目が好きだから買う」ことを続けていて良いのか。
そのツケは最終的に自分たちに降りかかっているのではないか。
ということを考えさせられる映画です。
もうひとつ、パッケージ内の紹介文を転載。
この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。
本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。
身の回りの当たり前なことについて、もう一段階深く考えるきっかけにしてください。
衣食住についてもっと学ぼうよ
まずは「衣」を学ぶツールとしてこの映画を。
学校ってこういうことを教えるべきじゃないでしょうか。
いかに自分たちはものを買いすぎているか、買うために時間と体を支配されているか。
それに気付けばもっと簡単に豊かになれるのに。
皆が学ぶべきことを学び、しっかり考えれば世の中は良い方向に向かうということを確信できる映画です。
UNIQLOのマフラーと妻の手編みマフラー
これはUNIQLOの最新マフラー。もちろんヒートテック。
990円で売っています。
これは先日妻にもらった手編みのマフラー。
毎日編んでくれているのを横で見ていました。この白と黒の斬新なデザインがお気に入り。
さて、
これがUNIQLOのマフラーと同じ990円という値段だったらどうでしょう。
…バカかと。考え直せと。
安すぎる。「妻が編んでくれた」というのを抜きにしても。
こっちはヒートテックではないし、素材について研究され尽くしたわけでもない。
だけど、
純粋に、編まれた時間と労力。想い。
それを実際に目で見たからこそわかること。
これが小銭で買えるのはおかしい。
UNIQLOのマフラーだって、糸のもとになる動物や植物を育てる人、編む機械を造る人、デザインを考える人、マフラーに仕上げる人、梱包する人、運ぶ人、売る人など、本当にたくさんの人が働いてやっと出来ているもののはず。
いくら工場で大量生産だと言っても、必ずその中には人がいます。
そういう意味ではUNIQLOのマフラーの方が多くの人の苦労が乗っかっている。そしてその人たちへ、買ってくれた人からのありがとうは一切ない。
なのに、990円。
どう考えてもどこかにとんでもない負担がのしかかっているのです。
この映画をきっかけにして、そういう当たり前だけど普段考えられていないことについて考える人が増えてほしい。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません