銀行員に向いている人とは?現役銀行員が考えてみた


銀行員を目指す学生さんたちのために、どんな人が銀行でやっていけるのか、どういう素質が求められるのかについて書いてみたいと思います。

銀行員としての気持ちや銀行という仕事について忘れないうちに。
 
 

他人のお金の話が好きな人

「年齢や職業によってどのぐらいの給料・貯金があるのか」

「退職金がいくら入ったか」

「相続税がいくらもっていかれたか」

「運用でいくら増えた、減ったか」

他人のこういう話が好きな人は向いているでしょうね。

その人のお金周りのことについて親身になって相談に乗るには、まずそういうことに興味を持たなくてはいけません。

私はお金の話は大好きなのですが、「他人の」って部分には全くでした。まぁ興味がない。
 
 

お金の知識を身につけたい人

学校で習うことのできないリアルなお金のことをたっぷり勉強できます。

研修や勉強会がたくさん行われるので、特に頑張らなくても自然と知識が身についていきます。

「お給料をもらいながら勉強させてもらえるなんて、なんて素晴らしい仕事なんだ!」

と思いながら勉強してました。
 
 

野心がない人

「銀行員として定年まで続けたい」

「ちゃんと給料がもらえればそれでいい」

「社会貢献なんて自分には関係ない」

という考えの人には向いていると思います。

余計なことはせずに、「銀行員らしく」しっかりやっていける人にはとても良い環境です。

野心のある人は、「銀行員らしく」がバカらしくなって、やっていられないと思います。

「なんでこうなの?」

「おかしくない?」

「こうするべきじゃない?」

「これは社会のためになってるの?」

という疑問を持ってしまうと銀行は最悪な環境になります。

「おかしいけど、そういうもんだから仕方ない。そんなこと気にする余裕もないしどうでもいい。」

と割り切れる人は、銀行でずっとやっていくことができるでしょう。
 
 

ヘコヘコするのが得意な人

とにかく上に合わせられる人。

プライドを捨てられる人。

「へぇ〜すご〜い!」

「ありがとうございます!」

「あははは!」

ってのを思ってなくても言う。

まぁ銀行じゃなくてもサラリーマンなら必要ですけどね。

あと、「これはいい商品だ!」と上が言ったらそれに従って売る。

「みんなでクレジットカードを申し込もう!」と言ったら申し込む。

こういうこともできる人でなければいけません。

私は無理でしたねー。

「私にはメリットが感じられないのでやめておきます。」

とか言っちゃってました。
 
 

今回のまとめ的な

つまり、(他人のものを含む)お金が好きで、野心よりは安心を求める、変なプライドのない人。

こういう人は銀行員に向いています。

自信を持って銀行員を目指してください。

そうでない人は、踏み台として考えるほうがいいかもしれませんね。