サドベリー・スクールがアツい!小中高の教育はもう古い!

2017.5.21


問答無用の義務教育

時代錯誤な授業内容

盲目的な受験戦争

腰の重い教育委員会

もう、やめませんか!?

今回は、このようなシガラミから抜け出すためのサドベリー・スクールという私立学校についてご紹介します。
 
 

サドベリー・スクールの概要

まずはざっとサドベリー・スクールの概要から。
 

発祥

1968年にアメリカのマサチューセッツ州で創設された、サドベリー・バレー・スクールという私立学校が発祥です。

この学校の教育方針をモデルにして、世界中に複数の私立学校がこのサドベリー・スクールとしてつくられるようになりました。
 

教育方針の特徴

・ルールは生徒と先生で決める

・学ぶべきことは自分たちで決める

・年齢によってグループ分けしない

普通の学校と比べるとは自由度がかなり高そうですね。
 

対象年齢

多いのは4才から19才。

幅広いです。教育を丸々ここで行うことも可能ですね。
 

費用

学校によって様々ですが、だいたい月4、5万円というところが多いようです。

年間5、60万円ですね。

一般的な私立学校が年間100万円以上かかることを考えると割安です。
 
 

サドベリー・スクールに通うメリット

憶測に過ぎませんが、得られる情報からこの学校に通うメリットを考えてみましょう。
 

不要な教育に時間を奪われない

「教育に不要、無駄なんてない!」

という主張が聞こえてきそうですが、今普通の学校で学ぶ内容よりためになる教育はあるはずです。

物語の読み取り方を採点する国語

2度と読まないであろう漢文

憶測を押し付けられる歴史

記憶重視の英語

…興味のある人にとっては、あってもいいのかもしれません。

しかし、それを生徒全員に義務付けるというのはいかがなものでしょう。合計すればかなりの時間ですよ。時代錯誤も甚だしい。

それらの時間が自分でコントロールできるというのは魅力的ですね。好みと才能と時代に合わせた教育をたっぷり受けられる環境はサドベリー・スクールならではのものでしょう。
 

多様な人脈が築ける

おそらく、サドベリー・スクールに入る子ども、入れる親、そして先生は相当な変わり者でしょう。もちろん良い意味で。

公立学校では出会えないであろう、様々な考えを持った人たちと人脈を築けるのも魅力的です。
普通の人にはいつでも知り合えますからね。

そこで築いた人脈は大人になってからも活かすことのできる財産となるはず。

 

生きる力が身につく

年齢が離れた人たちと対等に話し合う

“自分が”何をしたいのか考える

目的がテストじゃない、活かすための勉強

自分の好奇心に従う

まさに、現代を生きるために必要な力を学ぶことができる学校です。

公立学校でこれを実践するのは難しいでしょう。
 
 

サドベリー・スクールに通うデメリット

 

公立学校より費用がかかる

義務教育の場合公立学校の授業料は無料ですからね。
それと比べるともちろんお金が必要です。
 

場所が限られる

サドベリー・スクールは現在日本に10校もないようです。

運良く近くにある人はいいですが、そうでない人はサドベリー・スクールのために引っ越さないといけない。それはさすがに現実的じゃないですね。
 

経営の質の保証がない

私立学校ですから、先生や授業内容の質は信頼するしかありません。

公立学校も同じといえば同じかもしれませんが。
 

我慢を覚えられない

これは本当にただの想像です。

自分たちで決めて取り組む環境が普通になると、自分の意思と違っても人の決めたことに従うということへの耐性がつきにくいかもしれません。

本来、そういう人として必要なレベルのことは家庭で教えるべきなので問題ないのですが。

日本独特の美学としての必要以上の我慢は自分の首をしめることにも繫がりますし。
 
 

受験勉強して普通高校に行くぐらいなら、サドベリー・スクールへ!

今や、特別志すものがない限り、高校、大学に進学する価値はそれほどない気がします。

そんなものにお金と時間を使うぐらいなら、思い切って多数派から抜け出して、サドベリー・スクールで生きる力をいち早く身につけさせるというのも十分アリなのではないでしょうか。


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