真理を表す故事・ことわざ⑤「馬鹿があって利口が引立つ」


馬鹿があって利口が引立つ

読み方

ばかがあってりこうがひきたつ

意味

馬鹿があればこそ利口の者が引立ち目立つのであって、
みんな利口だったら利口が利口にならない。
馬鹿の存在も必要なわけである。

 
 
こんなブラックなことわざがあるんだな。

もはや説明不要。

利口が利口であるための存在…「馬鹿」

ひどいですね。

 
馬鹿にはなりたくないものだ。

でもおそらく世の中のほとんどの人はこの「馬鹿」に属するわけで…

 
ここでは「アホ」と表現したけども

もちろん自分もそちら側に属している可能性が高いわけですが、

「馬鹿にはなりたくないな」という気持ちが大事なんだなきっと。

そもそもそれを判断する基準もないしね。

 
本当の馬鹿はたぶんそんなことすら考えてないんだと思う。

臭いものにはふたをして、明日は何を食べるか、週末何をするかってことだけ考えて、あとはぼーっとテレビを見て笑ってるんだと思う。

まぁそれができれば幸せなのかもしれないけれど。

 
 
馬鹿を馬鹿呼ばわりするだけじゃなくて、

「馬鹿の存在も必要だ。いてくれてありがとう。」

と感謝できるほどの心構えがなくっちゃね。