選挙は本当に行くべきなのか?「選挙に行かない」という選択肢


「選挙は大人として当然行くべき」

という世の中の風潮。

これに疑問を呈したい。

意思表示としての「選挙に行かない」という選択肢もアリなのではないか。
 
 

選挙へ行って、投票率を上げることが重要?

選挙へ行くべき派の主張として一番まともなのはこれじゃないだろうか。

このイラストも話題になった。

出典:@ulaken

 

要するに、

投票率を上げれば、政策もこちらを向いたものになるだろう。

だから、極端な話、適当に選んででもとりあえず投票して、まず投票率をあげるべきなんだ。

という主張。
 

一理ある。

 

しかし!

この主張はおかしなところがある。

 

この主張が正しければ、投票率の高い世代は政治への満足度も高くなっているはずだ。

が、実際そうはなっていない。

 

むしろ、若者のほうが内閣支持率が高いというデータもある。

最近など特に、「選挙前に言っていたことが全然実行されていない!」ということがしょっちゅう起きているせいで、

政治へ関心がある人のほうが不満をつのらせているなんてこともある。
 
 

投票率が低い世代は、ないがしろにされる?

そもそも、先程のイラストのように、本当に投票率が低い世代は重要視されずに損をすることになるのだろうか。

 

私はそうは思わない。

 

自分が60代だからと言って、その世代に有利な政策を打ち出す政治家へ投票するのか?

実際は、自分の子どもや孫のことも考えて投票する人がほとんどではないか。

立候補者だってそのぐらいわかっているはず。
 

そんな中で

「選挙は行って当然」という浅い正義感で

「自分の世代の投票率を上げて自分に有利な政治にしていこう!」

と主張する人たちのほうがよっぽど、選挙に対する考え方を見直したほうがいいのではと思う。

 

もうしばらくは「そもそも若者が興味を持たないような政治のやり方をしているやつらが悪いのだ」

と開き直って、政治の勉強はしないでおくとする。

 

不利な方向に進んだって知ったこっちゃない。

どうなっても文句を言わないでいいような強さを自分で身につけるのだ。